2005 Fiscal Year Annual Research Report
カナダ,アメリカ合衆国及び日本海沿岸部における融雪流出特性の比較研究
Project/Area Number |
17780183
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
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Keywords | 融雪流出 / 融雪モデル / 水資源 / 比較研究 / ライシメータ |
Research Abstract |
本研究は、日本とアメリカ、カナダ、の試験流域の科学者と共同研究している。融雪流出の特質を理解するために、融雪モデルを開発して、日本海側とアメリカ西部とカナダ西部の四つ((1)〜(4))の試験流域を比較する。(1)日本海沿岸部に位置する滝矢川試験流域(A=19.45km^2)(2)アメリカ合衆国コロラド州East St.Louis Creek試験流域(A=8.03km^2)(3)アメリカ合衆国アイダホ州Reynolds Creek試験流域(A=239km^2)(4)カナダRedfish Creek試験流域(25.8km^2)。 現在の結果について: 1.アメリカ合衆国コロラド州の科学者と共同で、新しい冬季降水量計を開発して、滝矢川試験流域の2箇所に(標高:70m、140m)設置をした(2005年10月)。冬季の降水量を見事に量っている(2005/12/16-2006/2/23:それぞれ619mm及び674mm)。近くのアメダスデータ(標高=50m)は、594mmであった。 2.滝矢川試験流域で、水文学の観測を続けている。2005/2006年の冬は豪雪であった(3月上旬に、標高140mで651mmのSWE、標高660mで1300mmのSWE)。 3.様々な試験流域からのデータのアセンブリは完了した、そして融雪モデルの適用は現在進行中である。 4.AGUの学会で(サンフランシスコ、2005/12/13)ポスター提示をした:"Seasonal snowpack dynamics and runoff in a maritime forested basin, Niigata, Japan" Eos Trans.AGU,86(52),Fall Meet.Suppl.,Abstract H23C-1436. 5.2005年12月、国際ジャーナルに論文が掲載された:"Seasonal snowpack dynamics and runoff in a cool temperate forest : lysimeter experiment in Niigata, Japan" Hydrological Processes 19,4179-4200.
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Research Products
(2 results)