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2005 Fiscal Year Annual Research Report

「人獣共通感染症」としての新興感染症「E型肝炎」の実態解明

Research Project

Project/Area Number 17790476
Research InstitutionDepartment of Clinical Research, National Hospital Organization Nagasaki Medical Center

Principal Investigator

矢野 公士  独立行政法人国立病院機構(長崎医療センター臨床研究センター), ウイルス免疫研究室, 研究員 (60360856)

Keywords人獣共通感染症 / E型肝炎
Research Abstract

本研究は人獣共通感染症であるE型肝炎の実態を明らかにする目的で、県内のイノシシのHEV保有状況を調査し、遺伝子解析を行うことを主眼としている。初年度は、長崎衛生公害研究所と地元猟友会との協力を得て収集し得た72サンプルについてRT-PCR法による解析を行った。72検体中、2例(2.8%)が陽性であった。陽性であった2検体は1頭はオス、1頭は不明、体重は前者が40Kg、後者が不明である。これまでに、野生イノシシを調査した短報では7頭中3頭が陽性であったとの報告があり、これに比するとかなり低率である。また、月齢、性別の情報は将来的に伝播対策を考慮する際の必須情報であるので、収集方法、検体保存方法などを再検討する必要がある。また、系統樹作成を行ったが、今回はヒトにおいて最も感度の高いことが経験されているプライマー配列を用いたため、PCR産物が約110bpとやや短く、正確性に劣ると想像されるためこの点について次年度以降、より詳細に検討したい。
次年度以降は、イノシシおよびその周囲の環境サンプルについて、さらに検体を収集し陽性検体を確保し、ヒト由来株との比較検討を実施したい。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 本邦におけるE型肝炎の実態2005

    • Author(s)
      矢野公士, 玉田陽子, 八橋弘
    • Journal Title

      月刊消化器科 41(2)

      Pages: 149-155

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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