2017 Fiscal Year Annual Research Report
小学校外国語活動の絵本型カリキュラムにおける文字指導のあり方
Project/Area Number |
17H00089
|
Research Institution | 千葉県香取市立東大戸小学校 |
Principal Investigator |
斯波 隆晃 千葉県香取市立東大戸小学校, 教諭
|
Project Period (FY) |
2017
|
Keywords | 課題解決型外国語活動 / 絵本型 / Phonemic Awareness Activity |
Outline of Annual Research Achievements |
<研究内容> (1) ベトナムにおいて日本の小学校に使用可能な絵本の収集(5月)。 ハノイ市内の教育省の訪問、小中高等学校の授業参観(5月) (2) 「書く」活動が可能な英語絵本とEFLにおける文字指導の候補を比較検討(6~8月)。 (3) 指導案等の作成と文字指導の評価のためのチェックリストやルーブリックの作成(8月)。 (4) 文字指導を取り入れた絵本型カリキュラムに基づく授業を勤務校にて実施。(9月) (5) 到達度や文字指導の在り方, 評価方法等の精査(9月)。 (6) より効果的な文字学習や書く活動を取り入れた絵本型カリキュラムの作成と実践に関するアンケート調査。(12月)。 (7) フィードバックをもとにした冊子を配布, 研究成果を香取地区の英語研修会で公表(2月)。 ≪研究の成果≫ ・市内の小学校教員のアンケートによると、文字指導が位置付けられた絵本型カリキュラムを提案したことで、教師のひたすら書いて覚えさせるといった指導に対する認識が変わってきた。 ・絵本型の活動にPhonemic Awareness Activityを取り入れたことで文字認識の一助となり、児童が意欲を継続させて活動し、文字習得ができるようになった。 ・評価基準を明確にした文字指導のルーブリックを作成したため、教員による授業評価が容易になった。 ・課題としては、Phonemic Awareness Activityの内容が豊富にあるため、どの学年で何を取り入れていくか今後も継続した取組が必要である。 ・こうした反省を踏まえ、移行期においては、系統性のある「書く」活動を校内で展開し、アルファベットの音韻認識を育てながら文字指導を円滑に進めていくことを大切にして指導にあたりたい。
|
Research Products
(1 results)