2017 Fiscal Year Annual Research Report
Re-examination of Modern Asian Economy through Spatial Data Mining: Comprehensive Analyses of Multi-layered Regional Economic History
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17H00997
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
城山 智子 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (60281763)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 さやこ 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (00296732)
川崎 昭如 東京大学, 地球観測データ統融合連携研究機構, 特任准教授 (00401696)
木越 義則 名古屋大学, 経済学研究科, 准教授 (00708919)
小川 道大 金沢大学, 国際基幹教育院, 准教授 (30712567)
小林 篤史 大阪産業大学, 経済学部, 講師 (40750435)
村上 衛 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (50346053)
太田 淳 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 准教授 (50634375)
宮田 敏之 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (70309516)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 近代アジア / 経済史 / 空間データマイニング |
Outline of Annual Research Achievements |
19世紀初頭以降進行した世界経済の緊密な連鎖の下での、アジアに位置する諸国・地域の経済の変化は、域内相互依存の深化という点でも、発展経路の相互連関性という点でも、個別の国を越えた地域的問題であったと指摘されている。しかし、各地で階層的に連なる地域市場システムが、沿海部の港湾都市を介して相互に連関するといった経済圏・地域経済システムとしての近代アジア経済を検証するに至ってはいない。 本研究は、域内の主要な港湾都市について、貿易と流通に関係する4つの問題群(国外貿易・国内交易、交通インフラ、通貨・金融、国内流通システム)関するデータベースを構築し、空間データマイニングによってアジア経済の構造と動態を新たな視点から再検討する。新しい分析手法・アプローチを開拓し、国単位の分析を越えた、多元的地域経済史の統合分析を行う。 本年度は、世界各地へ至る航路を決定的に変化させたスエズ運河の開通(1869年)後の1873-1893年である「スエズ運河の衝撃」期に関して、データベースの作成に向けて、アジアの主要な港湾都市である、南アジア(コルカタ、ムンバイ)、東南アジア(シンガポール、バタヴィア、バンコク)、東アジア(広州、香港、上海、天津、神戸)について、統計資料と官民文書資料、古地図等の画像資料、およびアジア各地の港湾都市で刊行された外国語新聞を調査・収集するべく、内外の文献に関する基礎的なサーベイを行った。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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