2020 Fiscal Year Annual Research Report
Technology introduction and social change in modern Manchuria
Project/Area Number |
17H02010
|
Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
上田 貴子 近畿大学, 文芸学部, 教授 (00411653)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小都 晶子 摂南大学, 外国語学部, 講師 (00533671)
猪股 祐介 特定非営利活動法人社会理論・動態研究所, 研究部, 研究員 (20513245)
佐藤 量 立命館大学, 先端総合学術研究科, 非常勤講師 (20587753)
蘭 信三 大和大学, 社会学部, 教授 (30159503)
坂部 晶子 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (60433372)
永井 リサ 帝京大学, 経済学部, 講師 (60615219)
西澤 泰彦 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (80242915)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | 中国東北 / 医療 / 畜産業 / 林業 / 技術導入 / 人口管理 / 在地社会 / 植民者 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究チームとしては、最終年度と位置づけ、研究の取りまとめ作業に入った。2020年度第1回研究会8月9日、第2回研究会10月4日、第3回研究会12月27日、第4回研究会2021年3月18日の4回を実施した。しかし、コロナウィルスの世界的な感染拡大の影響をうけ、途中経過発表が滞ったため1年期間を延長した。2021年度には、第1回研究会5月8日、第2回研究会9月12日を実施した。 この過程で、また2020年3月に予定していた国際シンポジウムを最終的に2021年11月26日-28日オンライン開催された東アジア日本研究者協議会の第5回国際学術会議でのパネルに変更した。「「近代満洲」における医療・衛生管理技術の導入と社会変容~在地社会と植民地経営の相互作用に着目して」と題したパネル発表で、各発表は以下の通り。西澤泰彦「満鉄大連医院本館が持つ社会的意味」、小都晶子「「満洲国」の畜産政策―防疫を中心に―」、財吉拉胡「巡回診療の地政学―近代日本が内モンゴル東部で実施した巡回診療を中心に―」、坂部晶子「帝国の周辺領域における少数民族の記憶の地層―フルンボイル地域の近代から―」。司会上田貴子、コメンテータは蘭信三、イゴリ・サヴェリフ。 このパネルの成果をふまえて現在『満洲:植民者と在地社会』と題して論文集の体裁で研究報告書を作成する準備をすすめている。2022年3月24日28日の2日にわたって研究会を行い、成果の力点として、植民者にとっての技術および在地社会にとっての技術の意味づけ、在地社会側から植民者に与えた影響について明示することの重要性を確認した。 他方個別には、2021年11月12日近世史フォーラム11月例会にて上田貴子「移動する人間を管理するまなざし―清朝期、民国期、満洲国期を比較して―」と題して研究の途中経過を発表した。
|
Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Remarks |
Facebookグループページ「近代満洲における技術導入と社会変容」
|
Research Products
(14 results)