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2018 Fiscal Year Annual Research Report

脂肪との共存を実現する糖尿病抑制策の探求

Research Project

Project/Area Number 17H02180
Research InstitutionToho University

Principal Investigator

熊代 尚記  東邦大学, 医学部, 准教授 (20535207)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 弘世 貴久  東邦大学, 医学部, 教授 (40384119)
Project Period (FY) 2017-04-01 – 2020-03-31
Keywords非アルコール性脂肪肝 / 肝インスリン感受性 / 筋インスリン感受性 / 脂肪組織インスリン感受性
Outline of Annual Research Achievements

2018年度は非アルコール性脂肪肝(NAFLD)20名を対象に同意を取得した。この中には2014から2016年度の若手研究Aの研究に参加し、追跡調査として参加を同意いただいた5名も含まれた。この5名は研究計画書に記載の通り、1セットの検査で終了となり、データ解析時は前回の検査結果と比較検討する予定である。一方、今回新規参加で同意取得した15名もおり、その者たちは2018年度に1セットの検査を受け、2019年度にも同様の検査一式をフォローアップデータとして再検する予定である。さらに、2017年度に1セットの検査を受け、2018年度に同様のフォローアップ再検を行ったものは4名であった。なお、同意を取得するも不適格となったものも2名おり、このうち1名は新規に同意取得した者、もう1名はフォローアップ再検者であった。
一式の検査内容は、生活習慣、体組成、内臓・皮下脂肪量、1H-MRS法による肝・筋細胞内脂肪量、安定同位体グルコースを用いたクランプ検査による肝・筋・脂肪組織特異的インスリン感受性、肝生検(病理診断と遺伝子発現)、血中バイオマーカー、メタボローム解析による血漿代謝産物測定となっており、これらは研究計画書に記載の通りである。これらを網羅的に検討し、肝インスリン感受性保持に関与する因子を探索する予定である。なお、これらの検査項目のうち、検体は採取したが、測定は全ての検体が揃ってから一度に実施する予定のもの(肝生検の病理診断や遺伝子発現、血中バイオマーカー、メタボローム解析など)も存在し、データ解析は2019年度以降、データが揃ってからの予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究計画書では2年間でエントリーを済ませて、検査を全て終了し、解析に入り、メカニズムの検討ためのマウスでの検討に入る予定となっている。2018年度は上述の通りのエントリー状況であり、ヒトでの検討は十分に進んでいるが、マウスの解析にはまだは入れる状態ではなく、研究はおおむね順調に進んでいるとした。

Strategy for Future Research Activity

2018年度までに予定通りのPreのデータを揃えることができたので、Preから1-3年後にあたるPostの検査も今年度中に完了させる。それにより、2014年度から2016年度の横断研究で得られた知見を縦断研究として検証することが可能となり、脂肪肝でありながらも肝インスリン感受性を保持できる因子の同定につなげることが可能となる。
PreのデータとPostのデータは随時ファイリングするようにし、何らかのトラブルが生じた際には速やかに的確に対処するように努める。
データが全て揃ったところで、初めに肝臓について脂肪と共存できる条件・因子を探求・同定し、その後、筋肉についても脂肪が同程度たまりながらもインスリン感受性が良好なヒトと不良なヒトの特徴の違いを検討して、個体として脂肪と共存できる条件・因子を同定することを目指す。
上記の検討によって、脂肪との共存に重要な責任遺伝子も同定することができれば、マウスで過剰発現モデルや発現抑制モデルを用いて検討を深めていく。

  • Research Products

    (3 results)

All 2018

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results) Presentation (2 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results,  Invited: 1 results)

  • [Journal Article] Mechanisms of sleep deprivation-induced hepatic steatosis and insulin resistance in mice2018

    • Author(s)
      Shigiyama F, Kumashiro N, Tsuneoka Y, Igarashi H, Yoshikawa F, Kakehi S, Funato H, Hirose T
    • Journal Title

      Am J Physiol endocrinol Metab

      Volume: 315 Pages: E848-E858

    • DOI

      10.1152/ajpendo.00072.2018

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Presentation] Mechanisms of Hepatic Steatosis and Insulin Resistance Induced by Sleep Deprivation in Mice2018

    • Author(s)
      Shigiyama F, Kumashiro N, Yoshikawa F, Tsuneoka Y, Funato H, Hirose T
    • Organizer
      78th Scientific Sessions American Diabetes Association
    • Int'l Joint Research
  • [Presentation] 肝脂肪蓄積時の肝インスリン感受性保持機構の探求2018

    • Author(s)
      鴫山文華、熊代尚記、弘世貴久
    • Organizer
      第36回内分泌代謝学サマーセミナー
    • Invited

URL: 

Published: 2019-12-27  

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