2021 Fiscal Year Annual Research Report
ICTによる観光資源開発支援:心理学的効果を応用した期待感向上
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17H02249
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
伊藤 篤 中央大学, 経済学部, 教授 (80500074)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 文博 中央大学, 経済研究所, 客員研究員 (00266264)
佐藤 美恵 宇都宮大学, 工学部, 教授 (00344903)
上田 一貴 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (10403594)
平松 裕子 中央大学, 経済研究所, 客員研究員 (30649629)
羽多野 裕之 三重大学, 工学研究科, 准教授 (40402531)
東海林 健二 宇都宮大学, 工学部, 教授 (70143188)
原田 康也 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (80189711)
森下 美和 神戸学院大学, グローバル・コミュニケーション学部, 准教授 (90512286)
長谷川 まどか 宇都宮大学, 工学部, 教授 (80322014)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 旅行心理学 / BLEビーコン / 観光案内アプリ / 脳波 / 森林浴 / プロスペクト理論 / Zeigarnik Effect |
Outline of Annual Research Achievements |
戦場ヶ原に設置していたビーコンを再設計し、季節を問わず動作可能とするために高効率な太陽電池の導入した。評価試験の結果、雨天や木陰、積雪時などでも十分に動作することが確認できたため、環境省に、戦場ヶ原に設置するビーコンの設置許可をとりなおし、21台を設置した。また、最新のスマホOSに合わせてアプリケーションも再設計し、これをアプリマーケットで配信を開始した。 また、森林浴と脳波の関係についての調査を継続した。2021 年7月31 日から8 月 2 日に、奥日光にて、赤沼から竜頭ノ滝までのハイキングを行っ た。森林浴を楽しむことから、なるべくゆっくり歩い てもらった。歩行時間は 1 時間半程度である、このう ち、3 名の脳波が取得できた。10 分ほど歩いて、川の流れに 出たあたりから、全体的にα波が優位になった。特に、共通してα波が大きくなるポイントがあることがわかった。昨年度は、憾満ヶ淵の川のほとりでやはりα波が優位になっていた。これらのことから、リラックスできるポイントが実際に存在する可能性を示すことができたので、今後、さらに研究を進める予定である。 2020年度の研究成果に基づき、2021年度の日本認知科学会大会においてオーガナイズドセッション「多元化する異文化体験:COVIDー19後に楽しく観光するために」を企画・開催した。また、2021年度の森林浴効果に関する研究成果に基づき2022年度の、日本認知科学会大会においてオーガナイズドセッション「ICT 活用と心身の well-being を目指した観光開発の可能性」を企画する予定である(採択済み)。 このほか、発表した論文のひとつが、2021年度、電子情報通信学会 ネットワーク・ソフトウェア研究会 若手研究奨励賞を受賞した。
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Research Progress Status |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(25 results)