2019 Fiscal Year Annual Research Report
世界文化〈資本〉空間の史的編成をめぐる総合的研究:アフリカ・カリブの文学を中心に
Project/Area Number |
17H02328
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
星埜 守之 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (10238743)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 隆之 早稲田大学, 法学学術院, 准教授 (20510085)
小川 了 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (60124228)
久野 量一 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (70409340)
森元 庸介 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (70637066)
佐久間 寛 明治大学, 政治経済学部, 専任講師 (80726901)
佐々木 祐 神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (90528960)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 比較文学 / 資本 / 世界システム / アフリカ / カリブ |
Outline of Annual Research Achievements |
7月に第1回研究会を開催し、本プロジェクトの成果の一部として刊行された中村の『ダヴィッド・ジョップ詩集』、および日本アフリカ学会の学会誌『アフリカ研究』94号で組まれた「プレザンス・アフリケーヌ」研究の4本の研究成果(研究分担者の佐久間、小川、中村、および研究協力者の村田の論文)をめぐる書評会がおこなわれ、そののちに、星埜が報告をおこなった。この報告はストラスブール大学で開催の本プロジェクトにかかわる国際シンポジウムでの発表の日本語版であり、第三世界主義の精神のもとにアフリカ文化の紹介に努めた野間寛二郎の業績を振り返るものだった。9月26日、27日には、ストラスブール大学で国際シンポジウム「プレザンス・アフリケーヌ:空間、言語、文化、政治、社会:フランス語圏(アフリカ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ)において」が開催され、本プロジェクトからは研究分担者の小川、星埜、佐久間、および研究協力者の福島、立花がフランス語で研究報告をおこなった。シンポジウムの総括討論は、立花と星埜が担当した。なお、当シンポジウムの記録はフランスにて公刊される予定である。2020年1月には『プレザンス・アフリケーヌ』誌において、本プロジェクトの共催によって2017年に東京でおこなわれた国際シンポジウムの特集が組まれ、刊行された。この他、2020年度にコートジボアール出身の作家ヴェロニク・タジョ氏を招聘するにあたり、研究協力者の村田がアビジャン(コートジボアール)等にて事前調査をおこない、また、本プロジェクトのテーマの一つである雑誌『プレザンス・アフリケーヌ』の日本における本格的紹介を目指す書籍の出版に向けて、複数回の打ち合わせをおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
国内での研究会を二回開催する予定だったが、感染症の状況により一回のみ開催した。また、本プロジェクトとの共催でおこなわれたフランス・ストラスブール大学における国際シンポジウムにおいては、研究分担者・研究協力者を含む5名が発表をおこなっている。また、2017年度に東京で共催した国際シンポジウムの記録がフランスの『プレザンス・アフリケーヌ』誌によって刊行され、さらには、ストラスブール大学における上記シンポジウムの記録集の公刊にむけた作業も順調に進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
年度内にコートジボアール出身の作家ヴェロニク・タジョ氏を招聘しての講演会等を予定している他、雑誌『プレザンス・アフリケーヌ』の全貌を提示する日本語の書籍の出版、本プロジェクトがかかわったフランス・ストラスブール大学での国際シンポジウムの記録集の出版等に向けた作業を進める。
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Research Products
(40 results)