2017 Fiscal Year Annual Research Report
International Comparative Study on Public Affairs and Transformation of Local Consciousness in East Asia, 1940s-1960s
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17H02371
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
貴志 俊彦 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (10259567)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
陳 來幸 兵庫県立大学, 経済学部, 教授 (00227357)
石川 禎浩 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (10222978)
川島 真 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (90301861)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 東アジア / 広報政策 / 地方意識 / 冷戦 / 捕虜政策 / 戦犯 / 地方制度 / 集合的アイデンティティ |
Outline of Annual Research Achievements |
1.国際学会での成果発表:(1)“The Shifting Landscape from Imperial to Postwar East Asia: War Crimes, Trials, and the Geography of Power”(ケンブリッジ大学)、(2)“International Conference on Digital Media and Charting the Geography of Power in East Asia”(ケンブリッジ大学)、(3)The 4th German-Japanese Joint Lecture in Heidelberg(ハイデルベルグ大学)、(4)「蒋介石与近代中国研究」第4回国際学術シンポジウム(浙江大学) 2.国内での成果発表:(1)シンポジウム「グローバル神戸の越境力」(東亜会館)、(2)第27回 近現代東北アジア地域史研究会研究会大会(成城大学)、(3)科研主催「戦後東アジアBC級戦犯に関する国際比較とデータベースの構築」(京都大学) 3.一次資料の調査:(1)国立公文書館など国内機関、(2)中国(香港・マカオ・広東省中山市・杭州・紹興・上海)、(3)欧州(イギリス、オランダ、ドイツ) 4.資料の整理:(1)京都大学人文研所所蔵の文革資料の整理(次年度継続)、(2)米国公文書館所蔵の琉球列島米国民政府の広報フィルムの整理(次年度継続) 5.研究成果の刊行:村松弘一・貴志俊彦編『古写真・絵葉書で旅する東アジア150年』勉誠出版の刊行。論文、報告については一覧を参照。 6.データベースの公開:Linked Archive of Asia Postcards(http://xinchao.cias.kyoto-u.ac.jp/projects/lafayette/search-remake/index.html)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本国際共同研究の成果に対する国内外から問い合わせや、海外大学で報告する機会が設けられたことが、研究の国際的な展開を促す契機となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
1.とくに海外での研究成果の公表を重視する:昨年度は海外で予想外の成果報告の機会が与えられたが、本年度以降も、アジア、ヨーロッパ、米国での成果公表を積極的に進めていく。 2.多様な研究成果の創出:口頭報告、論文発表、書籍の公刊にとどまらず、研究成果をもちいた公開講座や展覧会の実施、マスコミへの取材協力を進めるとともに、教育現場への還元の方法についても検討を進めていく。 3.懸案となっている情報システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設人文学オープンデータ共同利用センターとの連携をはかり、広報資料を基礎としたウェブアーカイブの構築を進める。
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Research Products
(28 results)