2020 Fiscal Year Annual Research Report
現代家族の過程と実践をめぐる質的研究に対する組織的取り組み
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17H02596
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Research Institution | University of the Sacred Heart |
Principal Investigator |
木戸 功 聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (80298182)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松木 洋人 大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 准教授 (70434339)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 家族社会学 / 全国調査 / 質的研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は前年度に実施したインタビュー調査101ケース分のデータの秘匿化作業の完了と、NFRJ18質的調査研究会メンバーにおける調査データの共有化とその研究使用の促進を目標として設定した。また、調査によって得られた音声データや調査協力者による同意書等の文書など物品を回収し保管するために対面での研究会の実施を模索した。本年度を通じて、研究代表者である木戸はメンバーから提出された秘匿化作業が完了したデータの確認と個々のケースについてのメタデータの確認作業にとりくんだ。 本年度当初は8月に聖心女子大学を会場とした全体研究会を計画したが、新型コロナウイルスの感染状況をみて延期した。9月17日にオンラインでの班長会議を開催し、今後の進め方を検討した。 12月27日に対面での第1回全体研究会を大阪を会場に実施することを計画し準備を進めた。そこでは物品等の回収に加えて、研究会メンバーでのデータ共有のためのパスワード付きのUSBメモリの配布を予定していたが、感染状況をみて中止し、オンラインでの開催に切り替え実施した。この研究会では、インタビュー調査に関してはデータ利用についてのインストラクションに加えて本調査の対象者の概要が報告された。フィールドワーク調査については調査状況について報告がなされた。加えて、本調査データを用いた分析の可能性について4名のメンバーから話題提供がなされた。 101ケースのうち秘匿化作業の完了した74ケースのインタビューデータを「NFRJ18質的調査v1」として2月に研究会メンバーで共有した。3月5日に第2回全体研究会をオンラインで開催し、共有したデータセットを用いた6つの成果報告がなされた。これをふまえて、次年度の、日本家族社会学会大会でのテーマセッションのエントリーと登壇者について検討した。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)