2020 Fiscal Year Annual Research Report
Star Formation in the very Early Universe
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17H02869
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Research Institution | Konan University |
Principal Investigator |
須佐 元 甲南大学, 理工学部, 教授 (00323262)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
町田 正博 九州大学, 理学研究院, 准教授 (10402786)
大向 一行 東北大学, 理学研究科, 教授 (70390622)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 初代星 / 初代銀河 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019に発表した初代星降着円盤分裂の研究(Susa 2019)はその後良く引用され(44回,2022年5月現在)、この分野の研究で重要な結果と認識されている。これに関連してより長時間の時間進化を追い、その後重力波源としてのブラックホール連星の起源としての可能性について言及した研究を出版している(Arimoto+2021)。またこれをさまざまな星形成環境に一般化する試みも我々の研究グループで活発に行われている(Chon+2021)。現在は異なる環境における熱進化をモデル化し、それぞれで分裂の過程がどのように進行するかについて数値的、解析的に研究を進めている。またブラックホール連星の起源についても、原始星段階での合体条件を詳細に調べ原始星のスピンが合体条件を考察する際に不可欠であることを明らかにした。その結果については現在投稿準備中である。 磁場との結合に関してガスの化学反応の精密化を行い、さまざまな金属量・電離環境においてこれを調べ、その結果を出版した(Nakauchi+2021)。また磁場の増幅のキーとなる初代星形成環境の乱流については1)自己重力収縮によって駆動され2)Saturation levelは熱進化の実効的ポリトロープ指数によってほぼ解析的に決定されることを明らかにした。1)ついては出版済み(Higashi+2021)で2)については論文投稿準備中である。また磁場との結合を考慮した自己重力収縮においては、収縮それ自身は磁場によってあまり影響を受けないものの、円盤の分裂などを考える時には磁気制動によって分裂を抑制することを明らかにした(Sadanari+2021)。さらに、超大質量初代星形成の文脈で、質量降着期の星形成に追いては磁場が必ず他のエネルギー密度と同程度に増幅し、分裂抑制などその後のダイナミクスに強く影響することを明らかにした(Hirano+2021)。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(20 results)