2020 Fiscal Year Annual Research Report
Development of night-shift adaptation method to nurse's life
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17H04430
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
若村 智子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40240452)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 曜子 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50381918)
米浪 直子 京都女子大学, 家政学部, 准教授 (70291979)
近田 藍 京都大学, 医学研究科, 助教 (10883647)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | シフトワーク / 概日リズム / 睡眠覚醒リズム |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、2つの課題での昨年までの取り組みをまとめた。 模擬夜勤の評価をする上でどのようなパフォーマンステストが、実際の夜間でのトライアルで有効であるかを26名の被験者で、8種の認知パフォーマンステスト(Cogstate Resaeerch)を0時から7時まで一定間隔で行った。それぞれテストは、目的が異なり、数値との単位やレベルが異なっていたため、夜勤の前半値と後半値の差を、効果量を用いて比較した。その結果、GMR(視覚記憶)とOCL(視覚学習)でCohenのdz値で中等度の効果量を比較した。協力者の研究へのコンプライアンスの影響も考慮に入れつつ、夜勤の評価に意味があるテスト類を選択する必要があることを明らかにした。 また、尿排泄も概日リズムがある。ただし、睡眠剥奪させたヒト本来の固有のリズムを明らかにした古典研究では、実際の生活での応用ができないとい問題があり、シフトワーカーでの差異の検討が不可能である。そのための基礎的データを収集する目的で、21名の協力者を対象に、日中の光が尿の排泄リズムに及ぼす影響を検討した。その結果、睡眠覚醒リズムの中での尿量、電解質等の人での概日リズムを明かにした。また、光は、直腸温リズムを前進させ、尿量、Na、Clの排泄時刻のピークを前進させることを明らかにした。今後の検討が必要であるが、夜間排尿のタイミングは、睡眠にも影響することが考えられ、看護ケアにも生かせる可能性が示唆された。 実際の生活にあわせた条件での成果は、今後のシフトワーカーの生活の質の向上のために、貢献できる。
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Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)