2018 Fiscal Year Annual Research Report
Gender and Reproduction in Modern Asia: International Comparison
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17H04559
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
白井 千晶 静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (50339652)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田間 泰子 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (00222125)
幅崎 麻紀子 埼玉大学, 研究機構, 准教授 (00401430)
松岡 悦子 奈良女子大学, アジア・ジェンダー文化学研究センター, 協力研究員 (10183948)
小浜 正子 日本大学, 文理学部, 教授 (10304560)
澤田 佳世 沖縄国際大学, 総合文化学部, 教授 (60454998)
洪 賢秀 明治学院大学, 社会学部, 研究員 (70313400)
松尾 瑞穂 国立民族学博物館, 超域フィールド科学研究部, 准教授 (80583608)
嶋澤 恭子 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (90381920)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | アジア / リプロダクション / 出生前検査 / 生殖技術 / 妊娠 / 出産 / 不妊治療 / 家族計画 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は、14カ国・地域、各国・地域で2カ所、合計28カ所でのインタビュー調査をほぼ完了した。一部、未実施の箇所がある。2017年度実績報告書に記載したように、各国、産婦人科医や助産師などのリプロダクション領域の専門職5名以上、出産経験があり末子が10歳以下の女性10名以上になるようデザインしたので、2018年度までに、210名以上のインタビューを実施したことになる。 まだ調査が完了していないため、インタビューの記録の作成、現地で入手した各種資料(母子健康手帳、パンフレットや冊子類)、写真などの整理についても、2018年度は進めているところで、2019年度に向けて、引き続き継続していく。 全国各地の分担研究者が会して、検討会議を開催することもできた。各国の調査を報告しあい、ディスカッションをした。生殖技術、不妊治療、出生前検査などテクノロジーの使用について、アジアでは急激に変容していること、出産のありよう(施設出産に向けた政策等)や家族計画・避妊、人工妊娠中絶のありようが、人口政策や医療施策との関連で地域差を伴いながら変化していることが捉えられてきた。男性の関与の仕方、女性の意思決定などミクロな相互作用を調査で捉えていくことが課題としてあげられた。また医療システムの違い、グローバル化・トランスナショナルな作用など、リプロダクションを取り巻く環境とミクロな変容のダイナミズムをどのように分析していくかが今後の課題である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、アジア14ヶ国の調査を完了し、データの作成をして、概要の報告書を作成することができた。調査対象国は、研究計画時よりも1ヶ国追加することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2018年度は、調査の実施はほぼ完了することができた。2019年度は、インタビュー調査のデータの構築、分析、報告書の執筆をおこなう。研究期間終了後も継続して、より深い分析をし、様々な分野の人とのディスカッション、学会での成果報告、書籍の刊行などを進めていく計画である。
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Research Products
(25 results)
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[Book] 大学的静岡ガイド2019
Author(s)
白井千晶、静岡大学人文社会科学部・地域創造学環編
Total Pages
268
Publisher
昭和堂
ISBN
978-4-8122-18150
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