2019 Fiscal Year Annual Research Report
Proposing Game-Theoretic and Algorithmic Solutions for Generalized Exchange Problems
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17H04695
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
東藤 大樹 九州大学, システム情報科学研究院, 助教 (50708394)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | アルゴリズム / ゲーム理論 / マルチエージェントシステム / マーケットデザイン / 資源配分 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度の主な研究成果は,招待講演2件,ならびに難関国際会議録からの論文出版5件である. 2019年度前期には,前年度に開始した,離散構造上の意思決定に関する研究を遂行した.昨年度実績報告した内容を国際会議 AAMAS-2019 で研究報告したほか,不正への耐性を有する意思決定メカニズムが持つ性質を明らかにした.当該研究成果は,2020年度開催の難関国際会議 ECAI-2020 で報告予定である.このほか,交換アルゴリズムの近似率解析に関する成果を国内会議 JSAI-2019 にて,資源配分における公平性に関する研究成果をアルゴリズム分野の難関国際会議 COCOON-2019 で,それぞれ報告した.5月には,中国・中国科学技術大学にて,資源配分と社会選択に関するセミナー講演を行い,啓蒙活動に務めた.また,9月に FIT2019 で報告した研究成果により,学生がFIT2019 ヤングリサーチャー賞を受賞した. 2019年度後期には,エージェントの選好に不確実性がある環境での資源配分問題,ならびに,ネットワーク上での資源配分問題に関して,それぞれ研究を遂行した.インタビューを用いて選好を逐次解明していくアルゴリズムに関する成果を,国際会議 IJCAI-2019 の併設ワークショップで報告した.ネットワーク上での正直な情報開示に関する研究成果は,人工知能分野で最難関の国際会議 AAAI-2020 で報告した.このほか,SAT ソルバを利用したメカニズム自動設計に関する成果を国際会議 PRIMA-2019 で報告した. 研究協力者の Minming Li とは引き続き研究討議を行い,社会選択アルゴリズムの近似率解析に関する研究論文を共同執筆中である.また,AAMAS-2019 より出版した論文は,イスラエル・バーイラン大学の Ilan Nehama との国際共同研究成果である.
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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