2020 Fiscal Year Annual Research Report
Save the collections of Friedrich Julius Bieber: to clarify the Ethiopian history among people who have no letters in the early twentieth century
Project/Area Number |
17H04775
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
吉田 早悠里 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (20726773)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | アーカイヴズ / 史料 / アフリカ史 / エチオピア / F.J.ビーバー / オーストリア |
Outline of Annual Research Achievements |
4年目の最終年度にあたる2020年度は、当初、オーストリアでの資料整理および調査研究の実施を予定していた。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で、オーストリアでの調査研究が困難となったことから、当初の予定から研究計画を大幅に変更する必要が生じた。 そこで、F.J.ビーバー資料群のうち、F.J.ビーバーが1904年、1905年、1909年の3度にわたってエチオピアを訪問した際に書いた絵葉書と日記を書籍として出版するための作業に重点的に取り組んだ。絵葉書と日記は、F.J.ビーバーのエチオピア訪問の旅程と足跡を具体的に解明することを可能にするものである。また、いずれも日付、場所に関する情報が明記されていることから、相互に参照・比較が可能であり、F.J.ビーバーのエチオピア訪問の全貌を解明することはもちろん、当時のエチオピア、アフリカの角地域およびオーストリアの様子を明らかにする基礎資料でもある。それゆえ、このふたつの資料を書籍として出版したことで、F.J.ビーバーのエチオピア訪問に関する研究を行う上での基礎を整えることができたといえる。
|
Research Progress Status |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(4 results)