2018 Fiscal Year Annual Research Report
リソソーム損傷時のオートファジー因子によるTFEB新規制御機構とその生理学的意義
Project/Area Number |
17H05064
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中村 修平 大阪大学, 生命機能研究科, 准教授 (00510611)
|
Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | オートファジー / リソソーム |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの解析から損傷リソソーム修復時、オートファジーと協調した新規のTFEB制御メカニズムの存在が示唆されていた。本年度はTFEB結合パートナーの候補因子の機能解析を進めることにより、オートファジーとTFEBによる協調的リソソーム損傷修復機構のメカニズム解明を試みた。その結果TFEBの活性化に寄与する新規のメカニズムを解明しつつある。またリソソーム損傷に起因するいくつかのマウス病態モデルを用いてTFEBのin vivoでの機能解析を行った結果、TFEBによるリソソーム修復が病態の悪化を防いでいるという結果を得ることができた。本年度はこれらの解析をさらに進め、論文を投稿する予定である。さらに線虫を用いた解析も新たに導入し、老化過程でのリソソーム恒常性維持にTFEBやオートファジーが関与している結果を得つつあり、新たな発展が見込まれる。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画に記載した実験が順調に進行しており、新規のTFEB活性化機構を明らかにしつつある。病態モデルマウスを用いた、機能解析も進んでおり、
|
Strategy for Future Research Activity |
現在得られている知見からTFEB新規活性化機構の解明をさらに進め、本年度論文投稿を行う。
|
Research Products
(3 results)