2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of photodynamic therapy using tumor-specific small-sized nanoparticle for thoracic malignancy
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17H06489
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
加藤 達哉 北海道大学, 大学病院, 講師 (20624232)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | ナノ粒子 / 光線力学的治療 / レーザー治療 / 光感受性物質 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は,レザフィリン(NPe6)含有ナノ粒子とコントロールとしてChlorin e6を含有するナノ粒子の作製、またさらに細胞内への取り込み率をあげる試みとして、これらのナノ粒子に葉酸をリガンドとしてナノ粒子に加えたリガンド修飾NPe6ナノ粒子の作製を行った。 まず、リガンド修飾したNPe6ナノ粒子の電子顕微鏡写真の撮影と粒子径分布解析を行い、径が約60-100nm程度であることを確認した。 次に肺癌細胞株(A549),悪性胸膜中皮腫細胞株(H2052,H2452,H28,H226,211H)の各細胞株に ①NPe6単独群 ②コントロールリポソーム ③リガンド無しナノ粒子封入NPe6 群 ④リガンド有りナノ粒子封入NPe6 群 ⑤ナノ粒子封入Chlorin e6群を導入し、Flow cytometryを用いて導入効率を検討した。いずれの細胞においてもNPe6単独群では非投与群と比較してほとんど波形に変化を認めなかったが、リガンド無しナノ粒子封入NPe6 群で右方移動を示し、リガンドありナノ粒子封入NPe6 群群ではさらに著明な右方移動を示した。以上より,NPe6をナノ粒子へ封入したことにより、がん細胞内への取り込みが優位に亢進していることが示され、この効果はナノ粒子にさらにリガンドを付加することで増強することが確認できた。 さらに蛍光顕微鏡を用いて細胞内への集積の確認を行い、リガンド有りナノ粒子封入NPe6 群で細胞質への著明な蛍光の取り込みを確認できた.同細胞株に同様のナノ粒子を導入し,その後レーザー照射を施行し,MTS assayを用いてがん細胞に対する殺細胞効果を検討した。一部の細胞にある程度の効果を認めたが、レーザー装置の故障、修理、代替えの器機を手配するのに時間を要した。今後レーザー治療効果を引き続き検討していく予定である。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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