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2017 Fiscal Year Annual Research Report

モンゴル国妊婦の受動喫煙の実態把握と受動喫煙評価方法の構築

Research Project

Project/Area Number 17H06647
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

疋田 直子  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (60801925)

Project Period (FY) 2017-08-25 – 2019-03-31
Keywords妊婦 / 受動喫煙 / モンゴル / 途上国
Outline of Annual Research Achievements

妊娠中の受動喫煙は、妊婦本人のみならず、胎児にも悪い影響を与えることが明らかになっている。本研究は、モンゴル国における妊婦の受動喫煙が季節や妊娠週数によってどのように変化するのかの実態を明らかにすること、妊婦健診時に、医療者(医師・助産師・看護師)が個々の妊婦の受動喫煙習慣・環境等を即座に評価し、その結果に基づいて受動喫煙予防のための保健指導を行えるシステムを構築するためのデータの蓄積を目的としている。また、受動喫煙習慣・環境等を把握するための信頼性・妥当性の検証された簡便な質問紙を開発することも目的としている。得られたデータをもとに、将来的には受動喫煙予防のための保健指導システムを構築し、保健指導の質の担保、施設間や医療者間の保健指導の質の格差の軽減を図り、妊婦の受動喫煙を軽減し、母児の健康を向上させることが本研究の目的である。
調査は、モンゴル国ダルハンオール県と保健局の2施設で行う予定である。妊娠初期の妊婦をリクルートし、1か月後、妊娠中期、妊娠後期に質問紙調査と呼気中一酸化炭素濃度の測定、尿中コチニンの検査を行う予定である。
本年度は、3月に2週間渡航し、現地の研究者と調査開始前の打ち合わせを行い、調査を実施する医療施設に協力依頼をした。現地の研究者には、モンゴル国保健省の倫理審査に提出する書類の作成と、倫理審査への出席を依頼した。また、調査に使用する受動喫煙を評価するためのコチニンELISAキット、喫煙の有無を評価するための呼気中一酸化炭素濃度測定器を購入し、現地に運搬し、調査が開始できるように準備を進めた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

当初の予定では、年度内にモンゴル国保健省の倫理審査にて承認を得て、4月には調査を開始する計画であったが、大学内での実習や講義の都合で渡航できる期間が限られており、現地の研究者と調査について話し合うことができず、計画よりも遅れてしまった。

Strategy for Future Research Activity

現在、モンゴル国保健省の倫理審査に提出するための書類作成を、現地の研究者にお願いしており、倫理審査の一次審査、二次審査にも代わりに出席してもらえるようにお願いをしている。倫理審査で承認を得られるのが、早ければ6月頃になると思われるため、6月に2週間渡航する予定でいる。承認が得られ次第、現地で調査員を雇用し、調査員としてのトレーニングを実施し、調査を開始する予定である。
8月にも2週間渡航し、調査の進捗を確認する予定である。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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