2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of preventing the turnover of new graduate nurses through utilizing Work engagement
Project/Area Number |
17H07285
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Research Institution | Hyogo University of Health Sciences |
Principal Investigator |
川内 惠美子 兵庫医療大学, 看護学部, 助教 (90804279)
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Project Period (FY) |
2017-08-25 – 2019-03-31
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Keywords | ワーク・エンゲージメント / Work engagement / 離職意思 / 新卒看護職者 / 看護師 / チーム |
Outline of Annual Research Achievements |
看護師は他の職業と比較し離職率が高く、看護師の離職防止・定着促進の施策を講じられているものの過去5年間は新卒看護職者の離職率は低下せず横ばい状況であることが明らかになっている。一方で、新卒看護職者に対するサポートの有効性をみたシステマティックレビューでは同僚や組織からのサポートの重要性が指摘されているが、具体的な対策方法までは明らかにされていなかった。そこで本研究では、看護の分野において離職意思の低下やケアの質の向上などと関連があるワーク・エンゲージメントを用いて、新卒看護職者と所属する同僚チームのワーク・エンゲージメントの関連および離職意思との関係について検討することを目的に研究を実施した。 2018年9月、特定機能病院1施設、地域医療支援病院3施設(約500~900床)の計4施設の新卒看護職者と同僚チームの看護職者スタッフ全員2215名にワーク・エンゲージメント尺度(Japanese version of the Utrecht Work Engagement Scale 9項目版)および離職意向尺度を使用し質問紙調査を行った。回答の得られた106名の新卒看護職者と776名のスタッフを病棟毎にペアリングして分析を行い、新卒看護職者と同僚チームのワーク・エンゲージメントの関連を明らかにした。また、新卒看護職者には3回(2018年9月、12月、2019年3月)の前向きコホート調査を実施した。交付申請時の計画段階では、前向きコホート調査は2か月毎に6回調査する予定であったが、研究対象者への負担等を考慮し調査回数を3回へと減らすよう計画変更し、ワーク・エンゲージメントの変化および離職意思との関係について検討を行った。現在、本研究で得られた結果を基にワーク・エンゲージメントを用いた効果的な新卒看護職者と同僚チームの組み合わせについて検討中である。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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