2018 Fiscal Year Annual Research Report
Role of small GTPase Ral in the mechanism of colitis-associated cancer
Project/Area Number |
17J02428
|
Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
飯田 智哉 札幌医科大学, 大学院医学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
|
Keywords | Ral / インフラマソーム / 炎症性腸疾患 / 炎症性大腸発癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々はこれまで,低分子量GTP蛋白質Ralが炎症性大腸発癌のメカニズムにおいてどのような役割を果たしているかについて検討してきた。昨年度までの検討により,Ral-NLRP3 pathwayが,MMP-9,MMP-13の発現を介してCACと密接に関連していることが明らかとなった. 本年度は、Ralの活性化が腸管上皮細胞で生じているのか、骨髄系細胞で生じているのかを明らかにするために追加検討を行った。 まず,野生型マウスとRalGAPα2 KOマウスのT細胞,B細胞,マクロファージの働きについてFACS及びELISAを用いて検討したが,両マウスにおけるTh1/2/17の分化,IgM/IgDの分化,マクロファージ由来サイトカイン産生の全てにおいて差を認めなかった.これらは腸炎を惹起させるDextran sulfate sodium投与後においても差を認めなかった.以上から,RalGAPα2の有無によって骨髄系細胞の機能は大きく変化しないことが示唆された. 今後は,野生型マウスとRalGAPα2 KOマウスとの間で骨髄移植モデルマウスを作製して,Ralが上皮及び骨髄系細胞に与える影響についてさらなる検討を加える予定である.
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(4 results)