2018 Fiscal Year Annual Research Report
言語の長距離型の移動現象の解明:相理論とラベリングの観点から
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17J03420
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
杉本 侑嗣 上智大学, 言語科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2019-03-31
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Keywords | 併合理論 / 相理論 / 対併合 / 日英比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究課題である言語の長距離移動に関連する現象として、超繰り上げ構文(hyper-raising)と英語の難易構文(tough-construction)を取り扱った論文を国際ジャーナルに投稿準備中である。この論文では、自由併合(free Merge)、相理論(phase theory)、ラベリングの観点からの理論的帰結として、不定詞節の相の効果がなくなることを示した。しかしながら英語の難易構文においては、埋め込みの主語からの移動が不可能であることを、論文での提案では阻止することができない等の技術的問題を解決することができなかった。また、超繰り上げ構文に関しても、近年多くの言語において観察されているが、それらを統一的に分析するという射程まで至らなかった。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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