2019 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
17J04894
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
土屋 吉史 熊本大学, 発生医学研究所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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Keywords | 腱様細胞 / 筋芽細胞 / 筋分化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では、筋細胞や骨細胞の増殖・分化に寄与する腱由来の生理活性因子の機能評価とその因子の同定を目指した。 申請者は本研究課題においてこれまで腱細胞は筋芽細胞と共培養することにより、腱由来生理活性因子が筋芽細胞を増殖させること、筋芽細胞の成熟度合 (分化能) を促進させることを明らかにしてきた。 最終年度である本年では、これらの現象がヒトの細胞を用いた際にも認められるか否かを検証することを目標とした。そこで申請者は、コペンハーゲン大学ビスペビアウ病院協力のもと、ヒトの筋細胞および腱細胞を単離し用いることとした。筋および腱組織は前十字靭帯損傷患者から採取し、これらの組織を用いて細胞を単離した。現在はヒト筋細胞と腱細胞にこれら以外の細胞が混ざっていないかの確認 (精製) を免疫染色法にて行っている段階である。 今後は、マウスを用いた際に得られた結果との再現性を免疫染色法にて確認し、プロテオーム解析法にて筋分化制御を促進させる腱由来因子を同定する。そして、同定した因子の中で上位候補に挙げられた因子に着目し、これらの因子が筋分化制御に寄与するかをリコンビナントたんぱく質および関連阻害剤を用いて検証する。本研究課題で得られた成果を足掛かりとして研究を発展させる予定である。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)