2019 Fiscal Year Annual Research Report
5’非翻訳領域にコードされる、ミトコンドリア局在タンパク質の機能解明
Project/Area Number |
17J10651
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
山下 仁義 東京工業大学, 生命理工学院, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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Keywords | 上流ORF / ミトコンドリア |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は、採用2年目までに、局在シグナルを有する上流ORF由来タンパク質(uORFp)61種類を明らかにしており、 最終年度では、その中からさらに、機能性uORFp候補のスクリーニングを行った。 まず、当研究室の過去の研究結果により、大部分のuORFpは細胞内で安定的に存在できず、その後の機能解析が困難であるという知見があったため、ヒト細胞内で安定な発現が可能なuORFpのスクリーニングを行った。C末端にFLAGタグを融合したuORFpをHeLa細胞で発現させ、ELISAでの検出を行なったところ、少なくとも18個のuORFpが細胞内で安定に発現することが分かった。さらに、これまでに機能性uORFp候補探索の一つとして、18種類のuORFpがヒト細胞のミトコンドリア膜電位に影響を与えるかを検証した。その結果、3つのuORFpが、過剰発現によってHeLa細胞のミトコンドリア膜電位差の低下を引き起こすことが分かった。そのうちの1つMIEF1_uORFpは、ミトコンドリアで機能するuORFpとして、過去に報告されているものであった。本結果により、ミトコンドリア機能に関わる2種類のuORFpの存在が新たに示唆された。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)