2019 Fiscal Year Annual Research Report
対面相互行為分析による野生チンパンジー社会のエスノメソッドの解明
Project/Area Number |
17J40059
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
西江 仁徳 京都大学, 理学研究科, 特別研究員(RPD)
|
Project Period (FY) |
2017-07-03 – 2021-03-31
|
Keywords | チンパンジー / 相互行為 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は本研究課題にかかるフィールド調査を実施することはできなかったが、研究発表や論文執筆を進めることができた。2020年秋に出版予定の論集に、チンパンジーのリーフクリップと出会いについての論考を執筆した。2019年7月に共同研究会で「チンパンジーのわざ」に関する研究発表をおこない、リーフクリップを用いたコミュニケーションのわざについての論文を執筆した。その他にも、人類学者との共同研究会の成果として、チンパンジーのオスの単独生活と社会性についての論考を執筆し、2020年1月に論集として出版した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2019年度はフィールド調査を実施できなかったため、データの収集についてはやや遅れている。論文の執筆や学会等での研究発表は予定通り進めており、最終年度となる2020年度には本研究課題の成果として出版される予定である。
|
Strategy for Future Research Activity |
2020年度は9月までの研究期間となり、また今般の新型コロナウイルスによる活動の制限もあるため、フィールド調査や学会発表は差し控えざるを得ない。そのため、これまで収集してきたデータの整理をすすめ、論文の執筆を進めることを今年度の残りの期間でおこなう最優先の活動とする予定である。
|
-
-
-
-
-
-
-
[Book] 極限2020
Author(s)
河合香吏
Total Pages
586
Publisher
京都大学学術出版会
ISBN
9784814002542