2019 Fiscal Year Annual Research Report
1930年代フランスの文化政策と「現代性」の概念の確立
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17J40097
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
山本 友紀 日本女子大学, 人間社会学部, 特別研究員(RPD)
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Project Period (FY) |
2017-04-26 – 2020-03-31
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Keywords | リアリズム / フランス性 / 第二次世界大戦 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウィルス感染症拡大防止のための外出自粛要請や図書館に利用制限が続く状況下において、当初予定していた資料調査活動は限定的なものにならざるを得なかったが、書籍の購入やWEB上で公開されている資料の閲覧を通じて研究に必要な資料を収集した。 一点目は、2018年9月に開催された国際シンポジウム「20世紀視覚芸術・文学における前衛的レアリスム(1914-68年)」(於名古屋大学)で発表した論文「Between Realism and Abstraction: Dual Interpretation of Cubism in the Interwar Period」をさらに掘り下げるための資料収集である。口頭発表では数名の芸術家たちのみに触れるにとどまったプレシジオニズムの活動について、より広範な活動を視野に収めた資料の収集を行った。これらの資料に基づき、「リアリズム」の問題がメディアや国境を越え、どのように変遷し、厚みを持っていくのかについて考察した。シンポジウムでの発表内容にこの研究成果を盛り込みながら加筆・修正を施した論文は、当シンポジウムを基とする論集『レアリスムの交叉と越境』(2021年出版予定)に収められる予定である。 二点目は、国際シンポジウム「第二次世界大戦期のフランスをめぐる芸術の位相」(2019年9月28日、於京都大学)において口頭発表した論文「モデルニテの遺産と第二次世界大戦期のフランス美術」の内容を補うための資料収集である。2020年2月にフランスにおける研究調査では、立場を異にする芸術家、美術批評家、美術行政官たちの戦前から戦後にかけてのモダニズム芸術についての言説を中心に、フランス国立近代美術館の誕生までの経緯の考察を深めるための資料を収集した。
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Research Progress Status |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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