2019 Fiscal Year Annual Research Report
Research and development of MPEG-DASH system for mobile devices
Project/Area Number |
17K00144
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Research Institution | Osaka Electro-Communication University |
Principal Investigator |
久松 潤之 大阪電気通信大学, 総合情報学部, 准教授 (90434802)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | MPEG-DASH / WebRTC / ストリーミング |
Outline of Annual Research Achievements |
現在のブラウザでスタンダートである WebRTC を用いて、低遅延ライブストリーミングを行える手法を提案、および、実装し、提案システムを実ネットワーク環境において、評価を行い、その有効性を示した。 提案システムでは、配信者が生成した映像を、RTMPを用いてサーバへ送信し、サーバからWebRTCを通じ視聴者へ映像を届ける。RMTPはライブストリーミングにおいてスタンダードな投稿のプロトコルとなっており、ffmpeg やOpen Broadcaster Software (OBS) などの主要なソフトウェアが対応しており、YouTube や Twitch.tv などのサービスで利用されている。 WebRTC はウェブブラウザでリアルタイム通信を行う手法である。サーバから視聴者間を低遅延で映像を送信する為に用いる。サーバとブラウザ間のWebRTC 接続に必要なデータのやり取りと視聴するストリームのチャネルのデータを WebSocket を使用し双方間の接続でやり取りをする。双方向の接続を利用することで接続以外に映像の情報などを伝える事に使用することができる。 また、提案手法では、視聴者側のストリームの受信状況に応じて、事前にトランスコードされた適切なストリームのチャネルに変更する。トランスコードによる遅延はファイルへの書き出しをせず映像をストリームするため、セグメントに書き出すような方式よりも小さい。 実ネットワークにおける評価の結果、MPEG-DASHの遅延が大きいこと、また、WebRTC を用いた提案手法の遅延が非常に小さいことを示し、提案システムが低遅延なストリーミングを実現することを明らかにした。
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