2017 Fiscal Year Research-status Report
福岡県と沖縄県の中学生の生活習慣と排便習慣および体質と腸内細菌叢の関連
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17K00947
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Research Institution | Nakamura Gakuen College |
Principal Investigator |
三成 由美 中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (60239324)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳井 教孝 中村学園大学, 薬膳科学研究所, 教授 (50207544)
御手洗 早也伽 中村学園大学, 栄養科学部, 助手 (60761517)
熊谷 奈々 中村学園大学, 栄養科学部, 助教 (70552983)
入来 寛 中村学園大学, 栄養科学部, 助手 (70738575)
酒見 康廣 中村学園大学短期大学部, その他部局等, 教授 (90124130)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 中学生 / 生活習慣 / 排便習慣 / 体質 / 腸内細菌叢 / 食育 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は日本の福岡の中学生を対象に、健全な心身成長を図るための要因分析実態調査と体質診断調査を実施し、さらに、腸内細菌叢の分析を行い、その関連について研究を進めている。 <研究実績>(1) 被験者の選定は本研究代表者と分担者は福岡県K町より食育推進のアドバイザーの任命を受けて、食育条例を作成し、各ライフステージに対応した食育プログラムを計画し実施しているので、共同研究の基盤はできていたので福岡県のK町中学生を対象とすることができた。(2) 研究方法 期間は平成29年6月~10月、対象:福岡県の中学生としていたが、対象の中学校が6~9月は運動クラブの中体連と重なり、その後1月~2月に変更したが、今度はインフルエンザが流行し、生徒が罹患したり学級閉鎖などがあり、3月から保護者と生徒の説明会を行い、その後食育講演会などを実施したため70名の同意書を集めることができた。内容は、同意が得られた対象者と保護者に調査を依頼し実施している。1)中学生の日常の食事や食習慣に関する実態と活動に関する調査票を作成し実施している。2)食事摂取については、3日間の朝食、昼食、夕食、おやつ、夜食を秤量法にて調査を行い、その後、栄養価計算(エクセル栄養君)にて解析している。3)排便記録調査は1週間の排便の状況を記録した。4)排便習慣における意識調査は、排便回数、目安量、排便の日間変化、時刻、量、色、硬さ、形状、爽快感など15項目について調査した.4)腸内細菌叢の分析。採便後、腸内細菌叢の分子生物学的な分析は外部に依頼している。5)中学生の食生活、食習慣と排便習慣について、腸内細菌叢を用いて評価し、問題点を抽出している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究を実施するにあたり中学校の学校現場の行事を把握していなかった事、また予期せぬインフルエンザ流行により調査日を変更したが、おおむね予定通り研究は進んでいる。平成29年度は日本の福岡の中学生を対象に、健全な心身成長を図るための要因分析実態調査と体質診断調査を実施しているので、腸内細菌叢の分析を行い、その関連について研究を進めている。 <研究実績>(1) 被験者の選定は本研究代表者と分担者は福岡県K町より食育推進のアドバイザーの任命を受けて、食育条例を作成し、各ライフステージに対応した食育プログラムを計画し実施しているので、共同研究の基盤はできていたので福岡県のK町中学生を対象とすることができた。(2) 研究方法 期間は平成29年6月~10月、対象:福岡県の中学生としていたが、対象の中学校が6~9月は運動クラブの中体連と重なり、その後1月~2月に変更したが、今度はインフルエンザが流行し、生徒が罹患したり学級閉鎖などがあり、3月から保護者と生徒の説明会を行い、その後食育講演会などを実施したため70名の同意書を集めることができた。内容は、同意が得られた対象者と保護者に調査を依頼し実施している。1)中学生の日常の食事や食習慣に関する実態と活動に関する調査票を作成し実施している。2)食事摂取については、3日間の朝食、昼食、夕食、おやつ、夜食を秤量法にて調査を行い、その後、栄養価計算(エクセル栄養君)にて解析している。3)排便記録調査は1週間の排便の状況を記録した。4)排便習慣における意識調査は、排便回数、目安量、排便の日間変化、時刻、量、色、硬さ、形状、爽快感など15項目について調査した.4)腸内細菌叢の分析。採便後、腸内細菌叢の分子生物学的な分析は外部に依頼している。5)中学生の食生活、食習慣と排便習慣について、腸内細菌叢を用いて評価し、問題点を抽出している。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度は、長寿県沖縄県の中学生を対象とした調査は早めにスタートした。平成30年の2月から沖縄県の中学校の保護者会で研究の目的、方法などを説明して同意書を集めることができた。研究の具体的方法は、期間:平成30年6月~、対象:沖縄県I村の中学生 3月に同意が得られた対象者と保護者に調査を依頼し実施する。内容は福岡県内で実施した調査票の同一のものを実施する。 1)中学生の日常の食事や食習慣に関する実態と活動に関する調査を実施。2)食物摂取頻度調査票による食生活調査。3)食事摂取は3日間の料理の栄養価計算する。4)排便記録調査は1週間の排便の状況を記録する。5)排便習慣における意識調査を実施する。6)腸内細菌叢の分析。採便後、腸内細菌叢の分子生物学的な分析は外部に依頼する。測定は16SrRNA遺伝子を増幅するPRC法を利用して解析する。 7)中学生の食生活、食習慣と排便習慣について、腸内細菌叢を用いて評価し、問題点を明らかにして、食育指導に取り入れて資料を作成する。 平成31年度は、(1)腸内環境改善のための中学生の日本型薬膳食育プログラムを開発する。(2)腸内環境改善の食育プログラムは、マルチ・プロジェクターを使用して、ビデオやカメラの映像を視覚で学ばせる。プログラム内容を作成し、実施後効果の評価をする。食育プログラムの行動目標に到達させるために、食育資料の作成、保護者の啓発、食習慣が改善するように指導する。(3)プログラムの評価 中学生を対象に実施した食事や食習慣に関する実態と活動、排便習慣と腸内細菌との関わりについて明らかにし、腸内環境改善のための日本型薬膳プログラムを腸内細菌叢と排便状況について評価を行う。 これらの研究より腸内環境改善を目的とした栄養指導方法とその評価方法を開発する。
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Causes of Carryover |
平成29年度の中学生の調査研究のスタートは6月から予定していた。しかし、学校現場では6~9月は中学生の体育連盟の大会があり調査が不可能であり、また1月に変更するとインフルエンザが流行し、罹患率も増え学級閉鎖になりその後調査を進めたため、採便後の腸内細菌叢の分析費用と体質診断の結果を評価するための中国出張が遅れ、この予算がまだ支払いを終えてない。腸内細菌叢の分析は5月に支払い、中国出張は6月に予定している。 また、調査や調査報告に活用予定のノートパソコンを発注したものの、発注先より在庫なしとの返答があり年度内の納品が間に合わなかったため、現在、注文して5月下旬に支払う予定である。
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Remarks |
薬膳EXPO2017を中村学園大学が開催した。16000人が参加し、運営主要メンバーとして開催を支援。各ライフステージに対応した健康モデル食日本型薬膳を発信した。
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Research Products
(13 results)