2019 Fiscal Year Annual Research Report
Rockefeller Foundation and Medical Studies in Korea and Taiwan under the Japanese Rule
Project/Area Number |
17K01189
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Research Institution | International Research Center for Japanese Studies |
Principal Investigator |
松田 利彦 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (50252408)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 植民地朝鮮 / 植民地台湾 / ロックフェラー財団 / 志賀潔 / 公衆衛生 / 水島治夫 / 京城帝国大学 |
Outline of Annual Research Achievements |
成果発表としては、韓国及び台湾で「京城帝国大学の創設と服部宇之吉」(翰林大学校日本学研究所・専門家懇談会、2019年9月)および「植民地朝鮮における公衆衛生学の形成」(東アジア日本研究者協議会第4回大会、2019年11月)の口頭発表を行い、日本植民地最初の帝国大学だった京城帝国大学の創立過程と公衆衛生学研究を特に世界的な医学研究の動向と絡めながら論じた。「朝鮮における植民地警察の形成と売買春管理制度」(アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」、2019年9月)は韓国併合前後の朝鮮における衛生警察の形成と売買春管理を検討した。 関連研究として、「震災と外国人マイノリティー」(坪井秀人・シュティフィ・リヒター・マーティン・ロート編『世界のなかの<ポスト3・11>』新曜社、2019年3月)、「朝鮮総督在任期における南次郎の陸軍統制構想と対外戦略構想」(『二十世紀研究』第20号、2019年12月)を論文として公刊した。アメリカで、「Retranslating Japanese Expansionist Ideology: Koreans who participated in the Toa Renmei (East Asian League) movement during the War」(シンポジウムOn the Heritage of Postcolonial Studies:Translation of the Untranslatable、2020年2月)の口頭発表も行った。 資料調査は、国外では延世大学校・ソウル大学校・光州エビソン記念館・白凡金九記念館(以上、韓国)、国家図書館・マカイ資料館(以上、台湾)、コロンビア大学・徐載弼記念館(以上、アメリカ合衆国)、日本国内では、国会図書館・京都大学等で行った。
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Research Products
(9 results)