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2021 Fiscal Year Annual Research Report

A study of the diffusion processes of women's hockey in Britain before 1914.

Research Project

Project/Area Number 17K01670
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

秋元 忍  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (50346847)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2022-03-31
Keywords女性スポーツ / ホッケー
Outline of Annual Research Achievements

最終年度の研究では、19世紀末以降のイギリスで出版された、技術解説書や手引書等のホッケー書を史料として、これらの書の著者が、特にイングランドの女性のゲームの普及過程をいかに認識し、記述していたのか、またその認識は、1914年までの時期に、いかに変化したと評価できるかについて検討した。
性差に基づき、異なる全国的組織に統括された男性、女性のゲームの普及は、主に男女の統括組織関係者を著者とするホッケー書の出版を伴った。男性の統括組織の役員であったクレスウェルが1890年に出版した、ホッケーのみを扱う最初の単著には、女性のホッケーに関する記述は見られなかった。しかし、1895年のバタースビーの書は、女性のホッケーについて1つの章を充て、スミス、ロブソンらによる1899年刊の大部の書、Hockey: Historical and Practicalは、全4部のうち第3部で女性のホッケーを扱い、女性の著者による2つの章を含んでいた。1901年、ピカリングは、女性著者による、女性のホッケーに関する最初の単著、Hockey for Ladiesを執筆し、1904年には、女性著者による、最も詳細な技術解説書となったHockey as a Game for Womenをトムソンが出版した。以降、初版出版時には男性のホッケーのみに言及が限定されていた書にも、改訂を経て女性のホッケーに関する章が追加されるようになった。これらの書の中で、女性のホッケーの普及のイメージは、一部の有閑な女性に求められた新たなスポーツから、広い階層の女性たちから人気を集め、女性たちが巧みにプレイする冬季の理想的なボールゲームへと更新されていった。
研究期間全体を通して、、1)組織化以前のゲームの実施状況、2)女性単独の統括組織の設立、3)組織化以降のゲーム普及過程、という本研究の3課題について一定の研究成果が得られた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 1914年以前のホッケー書に記述されたイングランドにおける女性のゲームの普及のイメージについて2021

    • Author(s)
      秋元忍
    • Organizer
      日本体育・スポーツ健康学会第71回大会

URL: 

Published: 2022-12-28  

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