2019 Fiscal Year Annual Research Report
Transformation of Elitist Sport Policy Networks: from Comparative on Olympic Cycle
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17K01741
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Research Institution | Nippon Sport Science University |
Principal Investigator |
日比野 幹生 日本体育大学, スポーツマネジメント学部, 教授 (00784539)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舟橋 弘晃 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 講師(任期付) (10758551)
間野 義之 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (90350438)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | エリートスポーツ / 政策ネットワーク / 変容 / オリンピック |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究では、シドニーオリンピックからリオデジャネイロオリンピックサイクル(1996年から2015年)までのエリートスポーツ政策におけるキー政策の政策ネットワークの変容を明らかにすることを目的として調査を進めた。 ①前年度の調査及び政策ネットワーク分析の視覚から明らかになったシドニーオリンピックからリオデジャネイロオリンピックサイクルまでのオリンピックサイクルごとの我が国のエリートスポーツ政策における諸アクター間の相互作用の差異について分析を行った。②我が国と諸外国の政策ネットワークを比較分析するために、デンマークのエリートスポーツ政策に関する調査を実施した。デンマークは、小国であるにも関わらずオリンピック競技大会でのメダル獲得の効率性が高いことやエリートスポーツ推進体制が我が国と類似しているため比較対象とした。③①②から我が国のシドニーオリンピックからリオデジャネイロオリンピックサイクルまでのエリートスポーツ政策における政策ネットワークの変容を分析するとともに、今後の我が国のエリートスポーツ政策の推進について展望した。 以上により、我が国のエリートスポーツ政策ネットワークのメンバーシップ、統合、諸資源、パワーの各次元はオリンピックサイクルごとに変容していることが明らかになった。静態的に概観すると変容がないようにみえるエリートスポーツ政策ネットワークについても20年間のスパンで動態的に分析することで政策ネットワークの変容が示唆された。近年、増々政策課題が高度化してきている。今後は、政策過程の各局面で公私のアクターが連携・協働していかなければ有効な政策は望めない。我が国のエリートスポーツ政策については、引き続き政策ネットワークに着目した研究が必要であると考えられる。
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Research Products
(4 results)