2018 Fiscal Year Research-status Report
ボルネオ社会編成の基礎研究:汽水域・流域・間流域からの新モデル構築
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17K02017
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石川 登 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (50273503)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 文化ドリフト / 自己民族規定 / アイデンティティ変容 / 言語シフト / 正業転換 |
Outline of Annual Research Achievements |
マレーシア・サラワク大学社会科学部および同大学インスティチュート・オブ・ボルネオ・スタディーズとの折衝を経て、これらの現地学術機関をカウンターパートとして、クチン近郊のマレー人コミュニティおよびオヤ近郊のムラナウ人コミュニティにおける調査許可申請の準備を進めている。ついては、クチンならびにオヤ近郊でのパイロット・スタディを行った。これらは「汽水域」における社会編成に関する調査であり、「流域」ならびに「間流域」に関しては、『サラワク官報』や民族誌における調査地域の情報収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「汽水域」「流域」「間流域」それぞれについての調査地の選定が終了し、パイロット・スタディを実施することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
「汽水域」「流域」「間流域」それぞれについての調査地の選定が終了し、パイロット・スタディを実施へて、キー・インフォーマントとの接触も完了したので、調査許可を待って、長期的な臨地調査を行う。
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Causes of Carryover |
渡航が前年度と今年度にまたがったため、今年度分を繰越する必要が生じた。
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Research Products
(3 results)