2019 Fiscal Year Annual Research Report
Empirical study on the role of creators in the dawn of shojo manga
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17K02396
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Research Institution | Konan Women's University |
Principal Investigator |
増田 のぞみ 甲南女子大学, 文学部, 准教授 (80449553)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
猪俣 紀子 茨城大学, 人文社会科学部, 准教授 (20734487)
東 園子 京都産業大学, 現代社会学部, 准教授 (40581301)
谷本 奈穂 関西大学, 総合情報学部, 教授 (90351494)
山中 千恵 京都産業大学, 現代社会学部, 教授 (90397779)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 少女マンガ / 雑誌研究 / マンガ文化 / 出版文化 / 少女向けメディア / ポピュラー文化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、少女マンガ黎明期のジャンル形成過程において作家や編集者がどのような役割を果たしたのかを明らかにすることである。 2019年度は、水野英子が呼びかけ人となり、少女マンガ黎明期に活躍した作家や編集者などの関係者が集い、1999年から2000年にかけて合計4回開催された座談会「少女マンガを語る会」の記録を、本科学研究費のプロジェクトの報告書として冊子にまとめるための作業を進めた。報告書では、座談会の記録をまとめるにあたり、できる限り発言内容を裏付けるための確認作業を行い、詳細な註釈や図版を付けるための調査を行うこととした。「少女マンガを語る会」メンバーとなるマンガ家の先生方やゲストとして参加した関係者の方々にもご確認いただくことができ、本報告書は2020年6月末に完成する予定である(『「少女マンガを語る会」記録集』、監修:水野英子、編著:ヤマダトモコ・増田のぞみ・小西優里・想田四)。 また、本課題に関連して、2019年8月に「少女マンガジャンルの誕生とその広がり――黎明期を支えた作家たち」と題した招待講演を「松本零士&牧美也子の世界展」のクロージングイベント(田中一村記念美術館)にて行うことができた。また、2019年10月には「少女マンガ黎明期における作家と編集者――「少女マンガを語る会」記録より」(武庫川女子大学・情報美学研究会)、11月に「The Dawn of Shojo Manga in Japan」(Japanese Studies Program Seminar、The University of Melbourne)、「少女マンガ黎明期を考える視点ーー「少女マンガを語る会」記録より」(中部人間学会・仁愛大学)と題した研究報告を行い、少女マンガ黎明期に関する議論をより深めることができた。
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Research Products
(8 results)