2017 Fiscal Year Research-status Report
Modernization and Secularization in F. Scott Fitzgerald's Novels
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17K02541
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
杉野 健太郎 信州大学, 学術研究院人文科学系, 教授 (40216320)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | フィッツジェラルド / 宗教 / モダニズム / 信仰 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は以下を発表した。・学会プロシーディングス 「F・スコット・フィッツジェラルドと宗教」、『中部アメリカ文学』、第20号、日本アメリカ文学会中部支部、2017年3月、pp26-27。ホンプロシーディングスは、前年に行ったシンポジウム「モダニズムと宗教」で話した内容を活字にした。/・学術記事 Sugino, Kentaro. “F. Scott Fitzgerald in Japan.” The F. Scott Fitzgerald Society Newsletter. Vol.25 (2016-17), The F. Scott Fitzgerald Society, April 2017, pp. 18-21. (単著、国際)本記事においては、21世紀以降(20世紀まではアメリカで本が出ている)の日本におけるフィッツジェラルド研究を概観し、海外に紹介した。/・学術記事 「国際F.スコット・フィッツジェラルド大会参加報告」、『フィッツジェラルド研究』第1号、日本F.スコット・フィッツジェラルド協会、2018 年3月28日、pp.45-49。(単著、国内)では、2017年6月に行われた国際大会の報告を行った。また、以下の論文をほぼ完成させた。Sugino, Kentaro. “Pious Fitzgerald: The Great Gatsby and Modern Belief.”これは、本科研の中心的対象作品に関する論文である。平成30年度中に刊行すべく、ジャーナルに投稿予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
最重要作品であるThe Great Gatsbyへの要請もあり、この作品から論文を発表することになる。若干順番が狂ったが、フィッツジェラルドの宗教に関する最も重要なテクストであるThe Great Gatsbyに関する論文をほぼ完成させた。本課題関係も含めて他のエフォーツがやや多いため、研究成果が出やすい小説に関して先に論文を英語で書いたという結果である。
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Strategy for Future Research Activity |
その最重要小説The Great Gatsbyでの論文を軸に、発表年がその前後の小説に関する研究を進める。
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Causes of Carryover |
洋書が予定より安価に購入できたため次年度使用額が生じた。その分、関連図書を購入予定である。
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Research Products
(3 results)