2022 Fiscal Year Annual Research Report
foreign employment field study and development of Index of japanese language ability in the workplace and support programs
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17K02795
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Research Institution | Ritsumeikan Asia Pacific University |
Principal Investigator |
大平 幸 立命館アジア太平洋大学, 言語教育センター, 講師 (80776831)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森本 郁代 関西学院大学, 法学部, 教授 (40434881)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 定住外国人就労支援 / 職場の日本語能力指標 / Can-do Statements / 相互行為分析 / 職場支援プログラム / フィールド調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度となる令和4年度は、「職場における能力指標Can-do Statements(以下Cds)」開発の基礎となる「コミュニケーション分析」、およびCdsをもとにした「職場支援のためのワーク」の開発をさらに前進させた。また、令和5年2月に公開シンポジウムを実施し、これまでの研究成果を発表した。 「コミュニケーション分析」では、月1回データセッションを行い、業務における指示-受諾における修復についてのさらなる記述の精緻化を行った。また、これまで模索を続けてきた、新たなCdsの形態のあり方の検討をより前に進めた。指示場面における相互行為分析の結果をもとに分析で得られた知見は、科研の助成を得て主催した公開シンポジウムで報告を行った。 「職場支援のためのワーク開発」については、月2回のペースで研究会を行い、ワークの開発を進めた。開発したワークは、地域の国際交流協会とともに外国人就労セミナーを企画、実施し、就労現場での実装化を進めた。セミナー実施の過程においては、外国人就労支援団体との連携を図り、支援のネットワークを広げるべく働きかけを行った。 上記に加え、これまでの研究とプロジェクトの取り組みの成果を、活動報告書にまとめ、HP上で公開したことも今年度の大きな成果である。研究成果の発信を積極的に行い、その過程において、従来の職場に関わる人々の言語能力観や、学習観、評価の見方に一石を投じたことは、本研究の社会への貢献と言える。
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Research Products
(7 results)