2019 Fiscal Year Research-status Report
Discourse presentation in present-tense narratives
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17K02820
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Research Institution | Senshu University |
Principal Investigator |
池尾 玲子 専修大学, 商学部, 教授 (20216485)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中尾 雅之 鳥取大学, 地域学部, 講師 (00733403)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 現在時制の小説 / 話法 / 時制 / コーパス / 過去時制の小説 / 直接話法 / 間接話法 / 自由間接話法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、近年増加傾向にある現在時制で書かれた英語小説の語りを、従来の過去時制による語りとの差異が顕著に現れる話法に着目して、その文体的特徴を解明することである。初年度はデータとなる2000年以降に出版された現在時制語りを使った小説を純文学、ポピュラーフィクションの中からそれぞれ20篇 ずつ集め、どの部分をコーパス化するか決定した。2年目は、コーパスのデータの品詞、話法のタグ付けを一通り終え、確認、修正作業を行った。3年目の本年は、タグ付けをコンコーダンサーOxygenに合わせたものに改良することにより、サブコーパスを作ることが可能になり、量的だけでなく質的な分析の精度を上げることにつながった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
3年目は、量的なデータをまとめることと、質的データ分析を始めることを目標としており、両者とも順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年である本年は量的質的分析を統合し、研究の完成を目指す。
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Research Products
(8 results)