2019 Fiscal Year Research-status Report
GISを用いた自動車静脈産業の歴史的展開過程と立地変容に関する研究
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17K03255
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Research Institution | Hokkai-Gakuen University |
Principal Investigator |
浅妻 裕 北海学園大学, 経済学部, 教授 (70347748)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 友子 千葉大学, 国際教養学部, 准教授 (40584850)
劉 庭秀 東北大学, 国際文化研究科, 教授 (70323087)
岡本 勝規 富山高等専門学校, その他部局等, 准教授 (80311009)
外川 健一 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(法), 教授 (90264118)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | アドレスマッチング / 集積利益 / イラン / アフガニスタン / 移民企業家 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度の実績は次の4点である。 ①データベースの収集・入力:研究開始時から行っている作業を引き続き実施している。2018年度までの分、2019年度分の収集データをスキャン、エクセルファイル化する作業を行っている。2018年度同様、それらのアドレスマッチングを行い、ポイントデータ化する作業に取り掛かっている。2019年度は中古車オークション会場も分析対象に含めたことも新たな成果である。 ②国際リユースの歴史的変化:本研究では、国内の自動車静脈産業の立地に、1960年代以降の国際化の進展が大きく関わっているという仮説を立てている。この観点から、日本との自動車リユースで長い歴史を有するマレーシアやミャンマーにおいて、現地調査を実施、ないしは過年度の現地調査結果の集計を実施した。研究発表や論文としていくつかの成果を残すことが出来た。 ③GIS技術の向上:研究者間でGISデータを共有する必要があった。2019年度は、これに特化した研究打ち合わせを重ねることによって、オンラインで位置情報を共有する方法を習得した。 ④中古車貿易、中古部品貿易の歴史と立地に関する聞き取り調査:愛知県における聞き取り調査(2019年3月)の集約、千葉県北総エリアにおける定期的な情報収集を実施。静脈産業の移民企業家の中心的存在であるイラン人とアフガニスタン人のビジネスモデルの差異に関する議論を深めることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
定性的なデータの収集について、各地域の古参業者への座談会形式の聞き取りの実施に、日程調整の都合から、2018年度同様多少手間取っており、鋭意調整中である。本研究の中心的な作業内容である住所等のデータ収集については、研究分担者との協働により、おおむね予想通りの進捗状況となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
上記の座談会は本研究のオリジナリティでもある。東北地域等で実施し、立地の歴史的変遷について定性的なデータを収集する。2018年度からは、ArcGIS advanced の利用を開始したので、取得するポイントデータとGeostatistical Analyst等を活用し、空間データ分析を行うことを引き続き模索する。また、コロナ禍により、2020年度の国際自動車学会(6月、デトロイト、査読あり)や、その他現地での発表を計画していた学会が延期されたことから、2021年度の発表に向けて鋭意準備を行う。さらに、本研究から得られた成果を積極的に論文化する。
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Causes of Carryover |
ヒアリングの実施予定に遅れが発生しているため
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Research Products
(14 results)