2022 Fiscal Year Annual Research Report
Would Large-Scale Oil Palm Investment Schemes Reduce Poverty? Case Studies from Indonesia
Project/Area Number |
17K03554
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Research Institution | Hokusei Gakuen University |
Principal Investigator |
浦野 真理子 北星学園大学, 経済学部, 教授 (30364219)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | インドネシア / アブラヤシ / 貧困解決 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、インドネシアのアブラヤシ農園開発は、住民の土地の自発的取引と雇用の創出によって農村の貧困解決に寄与するのかという問題を明らかにすることである。東カリマンタン州と西カリマンタン州を研究調査地として当初計画していたが、西カリマンタン州で予定していた研究協力者が日本に帰国してしまった。そのため、西カリマンタン州の代わりに、小規模アブラヤシ農民が多い西スマトラ州を調査地とし、西スマトラ州の国立アンダラス大学法学部教授のKurnia Warman氏をカウンターパートとして研究を進めてきた。 2020年度からコロナ感染症拡大のため、当初予定していた海外での学会(オーストラリアアジア学会)への参加と発表ができない状態となってしまった。しかし、2021年度に共同研究者であるKurnia Warman氏とともにオーストラリアの代表的なインドネシア研究学会であるIndonesian Council Open Conference (ICOC 2021) で発表を行った。その際、西スマトラ州アガム県の現地調査協力者に依頼して、西スマトラ州の農民たちに対して遠隔でインタビューを行い、データを補足した。 2022年度はICOCで発表した論文を補足修正したうえでGlozalizations誌に投稿を行ってきた。2022年4月に行った投稿に対し、9月に訂正の指示が出された。特に、パーム油の国際市場での価格推移をFAOのデータから補足する形で2023年1月に大幅修正のうえ再投稿を行った。2023年3月末まだ掲載の決定通知は受けておらず待っている状態である。
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