2019 Fiscal Year Research-status Report
青少年期の短期海外経験がグローバルマインドセットに与える影響とそのプロセスの解明
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17K03968
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
小西 由樹子 早稲田大学, 商学学術院(ビジネス・ファイナンス研究センター), その他(招聘研究員) (10769920)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 海外留学 / 異文化適応 / Cultural Intelligence / International Experience |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は、青少年期の短期間の海外経験が、彼ら彼女らのグローバルマインドセットの育成に、どのように影響を与えるのかを解明することである。そして、各ワークパッケージの研究実績は次の通りである。2019度は、各ワークパッケージの論文製作の準備、特に、先行文献調査を重点的に行った WP1:医学生の短期海外研修のグローバルマインドセット育成プロセスについては、2017度に医学生が海外臨床実証プログラムに参加を決めた要因を明らかにする研究を行い、学会発表および論文製作を行った。その結果、短期海外臨床実習プログラムに参加した動機は、スキルの上達と異文化対応経験の2つであった。2018年度は、ハンガリーに留学し、医学部に通う日本人学生にインタビューを行った。2019年度は、学生が海外留学を試行する際の要因に関する文献調査を行い、現在レビュー論文を作成中である。 WP2:社会人を対象とした、青少年期の短期海外経験と現在の国際業務に対する志向の関係を調べる、グローバルマインドセットの持続性を検証するアンケート調査は、2017年度に終了 WP3:青少年期の短期海外経験がキャリア選択に与える影響については、2019年度、過去の海外経験が与える影響に関する文献調査を行っており、海外駐在経験との比較や、異文化適応能力の指標の1つであるCultural Intelligenceとの関係についても、合わせてまとめる方向で論文製作中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2019年に研究職でないフルタイム勤務の職種に転職したため、研究や学会出張などに避ける時間が少なくなったため
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Strategy for Future Research Activity |
本年度が最終となるため、計画の達成に向け、以下の2つのワークパッケージについて取り組む。 WP1:医学生の短期海外研修のグローバルマインドセット育成プロセス 学生が海外留学を試行する際の要因に関する文献調査を行い、現在レビュー論文を作成中である。今後、データの取得方法、分析方法を決定し、実証研究を行う WP3:青少年期の短期海外経験がキャリア選択に与える影響について 過去の海外経験が与える影響に関する文献調査を進め、海外駐在経験との比較や、Cultural Intelligenceとの関係についても、合わせてまとめるレビュー論文を製作する。
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Causes of Carryover |
昨年度に研究職ではない、フルタイム勤務の業務に転職したため、研究や学会発表出張に避ける時間が少なったため。 今年度は、研究を進め、オンラインの国際学会への発表も実施していきたい
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Research Products
(2 results)