2019 Fiscal Year Research-status Report
流通チャネルにおける取引関係の開始に関する実験研究
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17K04005
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
久保 知一 中央大学, 商学部, 教授 (40376843)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
崔 容熏 同志社大学, 商学部, 教授 (70315836)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 新制度派 / 流通チャネル / 卸売業者 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は、卸売業者が取引関係において顧客へ提供する価値の高低を説明するべく、新制度派アプローチ(取引費用論、組織能力論)と延期-投機モデルを多属性モデルの文脈に盛り込んだ概念モデルに基づく実証研究論文の投稿とそのリビジョンを主に行った。さらに、前年度に発表した論文で考慮されていなかった、関係特定的投資の防御問題を加味した概念モデルの構築と企業サーベイの準備に取り組んだ。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
学会誌に投稿中の論文の査読が終了しておらず論文としての成果に至っていないことと、2019年度は研究代表者が国際共同研究加速基金により渡航していたために日本国内の研究分担者との連携を十分に行うことができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、査読中の論文の採択を目指す。概念モデルの構築と企業サーベイについては、海外の研究者の協力を仰ぐことができるようになったため、共同研究体制を作って進めていく。
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Causes of Carryover |
2019年度に予定していた企業サーベイについて、さらなる準備期間が必要と判断したため、研究期間を1年延長し、予算を次年度に残したため。
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Research Products
(5 results)