2019 Fiscal Year Research-status Report
医療機関における経営企画機能のあり方に関する調査研究
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17K04065
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| Research Institution | Kanazawa University |
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Principal Investigator |
阪口 博政 金沢大学, 経済学経営学系, 准教授 (60757516)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒井 耕 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 教授 (90336800)
渡邊 亮 神奈川県立保健福祉大学, ヘルスイノベーション研究科, 講師 (90756173)
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| Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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| Keywords | 経営企画 / 経営指標 / 医療 / 病院 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、医療機関を対象とした経営企画機能のあり方について、経営企画に関連する組織、活用している情報（経営指標）、関与する人材に焦点を当てた調査研究である。
一般企業を対象として蓄積された経営企画機能に関する研究を背景に、近年増加している医療機関の経営企画部門に望まれる機能を明らかにすることを目的としている。そして、組織・情報・人材という３つの観点からアプローチし、それぞれの実態や期待をアンケート調査並びにインタビュー調査を組み合わせて解明するものである。
アンケート調査として、2018年度に実施した医療機関に対する経営企画機能を担う部門（組織）を対象としたアンケート調査に関する分析を実施した。そのうちの一部である医療機関の経営企画部門の機能の実態については、学会報告・論文投稿した段階である。また2020年2-3月にかけて医療機関に対する経営管理指標に関するアンケート調査を実施し、1727DPC/PDPS病院のうち164病院（回収率9.5%）から回収したところである。
またインタビュー調査として、2019年度は経営企画部門の現状並びに経営管理指標の利用状況について8組織（7医療機関／1関連団体）に対して実施し現在も進行中である。同インタビューは２アンケートに関する予備調査・追加調査を兼ねたものであり、病院経営層における経営意識の度合いだけでなく病院スタッフ層における経営意識の度合いを含めて考察する必要があることが示唆され、研究仮説を深めたところである。またそのうちの一部の実態については学会報告・論文投稿を行っている段階である。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2019年度に実施した経営管理指標に関するアンケート調査は当初は2018年度に実施予定であったこともあり、全体の進捗としては遅れている。
その前段となる経営企画部門を対象としたアンケート調査において当初の想定以上の多様な実態が確認できたこと、また文献リサーチをもとにした仮説とは異なる多様な実態を確認できたためである。
また、こうした状況に対応してインタビュー調査を実施していたが、covid-19の影響により複数のインタビューが延期となっており、この点も研究の遂行に影響を与えている。
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| Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、報告作成の段階でcovid-19の影響により大学施設の利用に制限が生じている。また報告者の研究対象が医療機関であることもインタビュー調査の実施に影響を及ぼすことが予想される。
そのため、現段階で遂行可能な文献研究に関するまとめと2018年度に実施したアンケート調査の追加分析を当面は優先させ、状況が回復次第2019年度に実施したアンケート調査の分析と延期したインタビュー調査を遂行する予定である。
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| Causes of Carryover |
予定していたインタビュー調査など度が、covid-19の影響により延期等になっている。2020年度は、状況が回復した段階で2019年度に予定していたインタビュー調査を実施する際に使用するとともに、すでに研究を進めている分析に関して学会等での報告する際にも使用する予定である。
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