2022 Fiscal Year Annual Research Report
Factors of promoting and interfering School as A Team: Japan-US. cross-cultural study focusing on psychoeducational services
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17K04367
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Research Institution | Tokyo Seitoku University |
Principal Investigator |
石隈 利紀 東京成徳大学, 応用心理学部, 教授 (50232278)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
家近 早苗 大阪教育大学, 連合教職実践研究科, 教授 (40439005)
田村 節子 東京成徳大学, 応用心理学部, 教授 (40549151)
鈴木 庸裕 日本福祉大学, 子ども発達学部, 教授 (70226538)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | チーム学校 / 教育相談 / スクールカウンセラー / スクールサイコロジスト / コーディネーション / チーム援助 / 心理教育的援助サービス / 当事者意識 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和4年11月29日から12月1日、石隈利紀(研究代表者)、家近早苗(研究分担者)は、米国のスクールサイコロジスト池田真依子、学校心理学の研究者キャロル・ロビンソン・セニュアルツ博士(研究協力者)との連携で、サンディエゴの小学校4校、中学校1校を訪問し、スクールサイコロジスト・スクールカウンセラー、校長・副校長、特別支援教育の専門職等に、チーム学校における教育相談に関して面接調査を行った。またサンディエゴ州立大学において、学校心理学者3名と研究会合をもった。その結果、訪問した学校では、フルタイムのスクールサイコロジスト、スクールカウンセラー、特別支援教育の専門職が管理職とチームを組み、チーム学校における教育相談のコーディネーションを行っていることがわかった。またスクールサイコロジストは、専門職の教育課程において、コラボレーションについて訓練を受けていることがわかった。 令和5年3月ウェブ調査会社を通して、小学校教師200名・中学校教師200名を対象に調査を行った。これまでの本研究成果から、チーム学校の要因として確認されてきた「コーディネーション委員会の機能」「教師の心理教育的援助サービスに対する意識」「学校の問題に対する当事者としての意識」に関する質問紙、およびチーム学校の機能を示す変数として「チーム援助に対する期待・不安」の質問紙を用いた。現在その結果を分析中であるが、記述統計の一部を報告する。①コーディネーション委員会の機能は、ほとんどの項目で「あてはまる」「よくあてはまる」が60%を超えた。②チーム援助への期待・不安では、<新たな視点が得られる>では「あてはまる」「よくあてはまる」が53.1%、<生徒や保護者に適切な対応が考えられる>が66.8%であった。
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