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2020 Fiscal Year Research-status Report

1950~60年代日本の漁業地域における学校内外の生活指導に関する歴史研究

Research Project

Project/Area Number 17K04534
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

鳥居 和代  金沢大学, 学校教育系, 教授 (30422570)

Project Period (FY) 2017-04-01 – 2022-03-31
Keywordsことばなおし
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、1950~60年代の戦後日本の漁業地域において、家庭や地域を巻き込んだ学校内外にわたる生活指導がどのように展開されたのかを明らかにすることにある。2020年度は、新型コロナウイルスの感染拡大のため、予定していた千葉県への資料調査がほとんど実施できず、以下のような限定的な研究活動にとどまった。
第一に、緊急事態宣言解除後の6月下旬、国立国会図書館および千葉県立図書館において資料調査を行った。国立国会図書館では、入館制限のための抽選予約に1日のみ当選し、その際に『千葉農林水産統計年報』などのデジタル化資料を館内で閲覧した。また、千葉県立中央図書館では、2時間以内の閲覧室利用の制限があり、充分に調査時間は取れなかったものの、千葉県教育委員会発行『教育広報』をはじめ、千葉県教育行政関係資料から1960年代における漁業地域の教育事情に関する諸資料を閲覧・収集した。
第二に、漁業地域のことばなおしの資料収集が実施困難であった関係上、対象地域の範囲を広げ、1960年代前後の農山村地域におけることばなおしの諸事例を視野に収めて、研究を進めることとした。具体的には、すでに入手済みの、1960年代初頭の新潟県の一農村における小中学校のことばなおし関連資料を読み込み、その実践の特徴や課題を把握・分析する作業を行った。
補助事業期間を1年延長することになったため、今後は2020年度に実施できなかった資料調査・収集を可能な限り実施し、本研究課題の最終年度の取りまとめを行いたいと考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2020年度は、資料調査のための出張を1度しか実施できず、最終年度に予定していた研究調査が進まなかったため。

Strategy for Future Research Activity

新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、可能であれば、2021年度の後半に集中的に資料調査を実施する予定である。

Causes of Carryover

新型コロナウイルスの感染拡大のため、資料調査のための旅費の支出がほとんどなかった。今年度の使用残額は、次年度に支出する予定である。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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