2021 Fiscal Year Annual Research Report
The Practical study of ASEAN Higher Education Quality Assurance and Its Influence on Japan, China & Korea Through the Learning Outcome Assessment
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17K04708
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
早田 幸政 中央大学, 理工学部, 教授 (30360738)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 透 山口大学, 大学教育機構, 准教授 (20582951)
堀井 祐介 金沢大学, 高等教育開発・支援系, 教授 (30304041)
前田 早苗 千葉大学, 国際教養学部, 教授 (40360739)
望月 太郎 大阪大学, 文学研究科, 教授 (50239571)
島本 英樹 大阪大学, 全学教育推進機構, 准教授 (50299575)
工藤 潤 公益財団法人大学基準協会(大学評価研究所、高等教育のあり方研究会及び評価研究部), 大学評価研究所, 特任研究員 (70360740)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 学習成果(ラーニング・アウトカム) / 学習成果のアセスメント / ルーブリック / 学習ポートフォリオ / 教育の質保証 / 学校評価 / 学校と地域社会の連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
本調査研究は、「学習成果(ラーニングアウトカム)」の達成度評価を通じ、大学等の髙等教育機関が人材育成機能をどう効果的に展開し、その有効性評価を通じて、国際的に通用できる教育質保証を如何にして行っているかを、我が国近隣のASEAN、中・韓といった東南アジア、北東アジアの先進事例の実態把握とその分析検討を通じて行うことを目的としていた。 髙等教育における学生の「学び」のプロセスと「学習成果」の達成度の検証に当っては、「ラーニング・アウトカム・アセスメント」の理論と実相の考察が重要である。そうした状況を反映して、欧米学説では、「学習成果の可視化」を担保できる「ルーブリック」の開発・活用、アセスメント結果の効果、等の諸論点において、新たな知見が生み出されている。 そこで今期間、これら理論を将来に検討・分析していくための基礎に資するものとすべく、「ラーニング・アウトカム・アセスメント」の在り方に斬新な観点を提供するものと考えられる原典書籍・論文と関係部分を抽出・翻訳しこれを追加報告書に掲載した。 併せて、当追加報告書には、昨今の高大接続を重視し、初・中・高での「学び」の成果を髙等教育段階で更に深化・発展させることで、髙等教育の質の一層の向上を目指そうとする髙等教育政策の流れを念頭に置きつつ、社会の教育需要と公教育への信頼性の確保の問題を髙等教育と同列の視点から、初・中等教育領域について考察する必要性を強く認識し、新たに「地域社会と学校間の連携及び学校教育の質保証の在り方」をテーマとした論攷を加えた。
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Research Products
(2 results)