2020 Fiscal Year Research-status Report
改良学校国文法を用いた授業実践による中学生の論理的思考力と伝え合う力の涵養
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17K04829
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
佐藤 勝之 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (80215772)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村山 太郎 武庫川女子大学, 文学部, 講師 (20743850)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 学校国文法 / 文節 / 生成文法 / 機能言語学 / 文の組み立て / 文章の組み立て / 入れ子構造 / 結束関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和元年度には、(A)現職中学校教員である研究協力者に依頼し、中学校1年生向きの学習材を作成・提供し、これを実施してもらうことができた。また、(B)現職の中学校(高等学校)国語科教員に「言葉」および「文法」の学習についてのアンケートを行うことができた。さらに、(C)これまでの研究の概要を学会発表の形で公表した。具体的には、研究代表者が会員になっている日本機能言語学会において、「国語教科書の「説明文」の理解―SFL諸概念の応用の試み―と題して口頭発表を行った(事前の査読あり;第27回日本機能言語学会秋期大会 2019年10月20日、於・安田女子大学)。(内容的には、(A)・(B)の結果の報告とその解釈が中心であった。) 令和2年度には、前年度の研究実績に基づき、「改良版学校国文法」による「中学生の言葉の学び」単元作成、授業実践報告書作成とインターネットでの公開(研究代表者)および、中学生および中学校教員へのアンケート調査、「中学生の言葉の学び」単元指導案作成および授業実践、授業実践報告とインターネットでの公開(研究分担者)の計画を立てていたが、新型コロナウイルス蔓延に伴う緊急事態の影響で教育現場に負担を強いることになりかねない、中学生および中学校教員へのアンケート調査、「中学生の言葉の学び」単元指導案作成および授業実践が滞っている。 令和3年度は科研費助成最終年度でもあり、依然コロナ禍の中ではあるが、インターネットおよびソーシャルネットワークサービスの媒体を活用して、できるだけ当初の計画を実現するように努めたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和2年度には、令和元年度の研究実績に基づき、「改良版学校国文法」による「中学生の言葉の学び」単元作成、授業実践報告書作成とインターネットでの公開(研究代表者)および、中学生および中学校教員へのアンケート調査、「中学生の言葉の学び」単元指導案作成および授業実践、授業実践報告とインターネットでの公開(研究分担者)の計画を立てていた。 「改良版学校国文法」による「中学生の言葉の学び」単元作成に関しては、それなりに進展しているが、新型コロナウイルス蔓延に伴う緊急事態の最中に教育現場に負担を強いることになりかねない、中学生および中学校教員へのアンケート調査、「中学生の言葉の学び」単元指導案作成および授業実践がとりわけ滞っている。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度は科研費助成最終年度でもあり、依然コロナ禍の中ではあるが、インターネットおよびソーシャルネットワークサービスの媒体を活用し、中学生および中学校教員へのアンケート調査を行い、また、研究協力者とのオンラインでのミーティングを行うことによって、できるだけ当初の計画を実現するように努めたい。
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Causes of Carryover |
令和2年度については、物品購入、研究出張、人件費等、出費を伴う研究が行われておらず、実支出額はゼロである。 令和3年度は科研費助成最終年度でもあり、依然コロナ禍の中ではあるが、インターネットおよびソーシャルネットワークサービスの媒体を活用し、中学生および中学校教員へのアンケート調査を行い、また、研究協力者とのオンラインでのミーティングを行うことによって、できるだけ当初の計画を実現するように努めたい。
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