2018 Fiscal Year Research-status Report
On-Board Radio Sensing Techniques for Diagnosing Insulation Deterioration of Ground Coils of Superconducting Maglev Systems
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17K06302
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
川田 昌武 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (00303686)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 超電導磁気浮上式鉄道 / 地上コイル / 推進コイル / 浮上・案内コイル / 絶縁劣化診断 / 部分放電 / 電磁波センシングシステム / ベクトル型アンテナ |
Outline of Annual Research Achievements |
超電導磁気浮上式鉄道の地上コイルは,車両の推進,浮上,案内を実現するための設備である。実運用では膨大な数の地上コイルが使用されることから,効率的な絶縁診断技術が必要とされる。本研究では,高電圧が印加される推進コイルに着目し,その推進コイルで絶縁劣化の予兆として発生する部分放電を車上側から検出する電磁波センシングシステムの開発を進めている。これにより,絶縁劣化箇所を有する推進コイルを車上側から走行中に見付け出すことを目指している。 本年度はベクトルアンテナ組み込み型電磁波センシングシステムを用いた部分放電放射電磁波測定,周波数解析,部分放電の位置特定を実施した。なお,部分放電は独自に開発した模擬推進コイル中で発生させた。また,独自に開発した模擬浮上・案内コイルも本実験において使用した。 主な成果は以下のとおりである。(1)部分放電放射電磁波の垂直,水平方向成分をベクトルアンテナにより測定した。(2)部分放電を発生させた推進コイルを特定できた。 以上の成果を電気電子工学会(IEEE: The Institute of Electrical and Electronics Engineers)の誘電絶縁部門(DEIS: Dielectrics and Electrical Insulation Society)主催の電気絶縁に関する国際会議(IEEE Electrical Insulation Conference 2019,2019年6月,カナダ・カルガリー)で発表予定である。なお,昨年度の成果をIEEE EIC 2018(2018年6月,米国・サンアントニオ)で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画に従い,車載型電磁波センシングシステムによる部分放電放射電磁波測定,周波数解析,部分放電位置特定を実施した。本システムが部分放電を発生させた推進コイルを特定できることを示した。アンテナ位置と推進コイル表面までの距離が0.25mの場合,部分放電位置特定における誤差は0.25m以内であることを示した。以上の成果を論文として国際会議(IEEE EIC 2018)で発表した。また,上記を発展させた成果をIEEE EIC 2019(2019年6月,カナダ・カルガリー)で発表する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画どおり,部分放電電流の推定を進める。2019年6月には平成30年度の研究成果をIEEE EIC 2019で発表し,世界各国の研究者,技術者との意見交換及び関連技術の情報収集を行う予定である。
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Research Products
(1 results)