2020 Fiscal Year Research-status Report
Roles of spike timing-dependent plasticity in neural formation during development
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17K07057
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
木村 文隆 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (00202044)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊丹 千晶 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (90392430)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 臨界期可塑性 / カンナビノイド / バレル皮質 / 4層-2/3層 / 2アラキドノイルグリセロール / 刈り込み / コラム状投射 |
Outline of Annual Research Achievements |
大脳皮質体性感覚野4層の興奮性細胞の2/3層への円柱状投射が発達期にスパイクタイミング依存性に整備される可能性をこれまで見出してきた。これを確認するために、カンナビノイド受容体の発現を単一細胞で遺伝的に阻害した場合、その細胞だけで円柱状投射が阻害されているかどうか、を調べる実験を行った。そのデータを定量的に観察するために、本年度はMatLabを使って、解析のためのプログラムを開発することに多くの時間をかけた。完成したプログラムを利用して、これまでのデータを解析した。その結果、当初の予想通りの結果を得ることができた。現在、論文執筆中である。また、この結果から確認のための追加実験の構想も浮かび上がり、論文上梓後、共同研究者達と相談し、実験を追加するかどうかを検討する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通りにほぼ進んでいる。MatLabを使ってプログラムを作成し定量的解析を行うことは当初計画していなかったが、このような解析も追加できた。また、当初計画していなかった確認の追加実験の可能性も出てきており、データの信用性を高める可能性も出てきた。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでのデータで一通り論文を書いている最中である。これを共同研究者間で協議し、その形のままで投稿するか、さらなるデータを追加するかを決定する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナのために実験がかなり制約されたため、軽微な差が生じた。次年度はこれを英文校正費、投稿費などに充当する予定である。
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