食道癌術中における、食道標本からの遊離癌細胞散布リスクの解明と散布予防策の確立

2018 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 17K10612
• Research Institution: Kindai University
• Principal Investigator: 加藤 寛章 近畿大学, 医学部, 講師 (30460900)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 安田 卓司 近畿大学, 医学部, 教授 (10324782) ; 今本 治彦 近畿大学, 医学部, 教授 (80351609) ; 今野 元博 近畿大学, 医学部附属病院, 教授 (00278681) ; 木村 豊 近畿大学, 医学部, 准教授 (80716994) ; 新海 政幸 近畿大学, 医学部, 講師 (80340793) ; 安田 篤 近畿大学, 医学部, 講師 (60351615) ; 白石 治 近畿大学, 医学部, 講師 (70388536) ; 岩間 密 近畿大学, 医学部, 講師 (20548648) ; 平木 洋子 近畿大学, 医学部附属病院, 助教 (10709661)
• Project Period (FY): 2017-04-01 – 2021-03-31
• Keywords: 食道癌術中 / 遊離癌細胞

Outline of Annual Research Achievements

食道癌術中の、食道標本からの遊離癌細胞の胸腹内散布のリスクについて、当該年度では合計10例の症例において、術開始時（開胸直後）・閉胸前の胸腔内洗浄細胞診、腹部操作終了時（標本摘出と同時）の胸腔内洗浄細胞診。および食道標本を袋でカバーし、腹腔内操作もしくは頸部操作時に溜まった袋内の漏出液を採取し、細胞診を調べた。現在のところ、いずれの症例、いずれの検体も、悪性細胞は認めていない。

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

細胞診の測定の準備のため、開始が遅れたため。

Strategy for Future Research Activity

引き続き、食道癌手術症例において、検体採取し細胞診の測定を行い、症例の集積を進める。またCEA‐mRNA、SCC‐mRNAの測定も開始する。

Causes of Carryover

細胞診、およびCEA‐mRNA、SCC‐mRNA測定に用いる、試薬、機器の購入。研究に関連する学会発表などの経費に使用する予定である。