2020 Fiscal Year Research-status Report
The Effect of Simple Electric Muscle Stimulation for Deep-venous Thromboprophylaxis
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17K11095
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
黒岩 政之 北里大学, 医学部, 講師 (60306561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阪井 茉有子 北里大学, 医学部, 助教 (80648767)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 深部静脈血栓症 / 予防方法 / 電気的筋刺激 / 最高血流速度 / 血管内容量 |
Outline of Annual Research Achievements |
市販されているリラクゼーション用簡易EMSを用いて健常者の脹脛の筋群を刺激し、収縮させた結果、2分後の膝窩静脈の最高流速と大腿静脈の最高流速、10分後の膝窩静脈と大腿静脈の最高流速と血液内容量増加効果が認められた。このデータは安静による下肢のうっ血を簡易的なEMSによる10分間の刺激で十分改善することを示している。下肢の血流うっ滞が深部静脈血栓症の要因であり、利作ゼーション用EMSがこれを改善するのであれば、演繹的に言ってリラクゼーション用簡易的EMSで下肢の深部静脈血栓症は予防できる可能性がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初は研究3年目に公表予定だったが、論文データ取りまとめと英文作成で時間を要した。この結果を2020年1月にMedical Engineering & Physicsに投稿したが、COVID19肺炎のまん延により、レビュー作業が遅延した模様で、フィードバックを受けたのは10月下旬だった。その後、2度ほど編集者とやり取りをして、再提出、3月31日に条件付きアクセプトの連絡を受けた。今後は条件を受け入れて再提出し出版を予定。
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Strategy for Future Research Activity |
指摘された箇所を修正し、リビジョンを実施。 研究結果の社会実装に向けた事業計画を作成し、企業側へプレゼンテーションし、可能であればより深部静脈の血流改善に特化したEMSの試作品を作成し、追加実証していく。
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Causes of Carryover |
結果を2020年1月にMedical Engineering & Physicsに投稿したが、COVID19肺炎のまん延により、レビュー作業が遅延した模様で、フィードバックを受けたのは10月下旬だった。その後、2度ほど編集者とやり取りをして、再提出し現在もリビジョンの最中。
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