2019 Fiscal Year Annual Research Report
Treatment strategy of boron neutron capture therapy in cervical cancer
Project/Area Number |
17K11305
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
恒遠 啓示 大阪医科大学, 医学部, 講師 (70388255)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 正美 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (00551748)
大道 正英 大阪医科大学, 医学部, 教授 (10283764)
田中 良道 大阪医科大学, 医学部, 講師 (10625502)
田辺 晃子 大阪医科大学, 医学部, 非常勤講師 (70454543)
佐々木 浩 大阪医科大学, 医学部, 講師 (80432491)
兪 史夏 大阪医科大学, 医学部, 非常勤医師 (80625674)
寺井 義人 大阪医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90278531)
田中 智人 大阪医科大学, 医学部, 講師 (90411363)
藤原 聡枝 大阪医科大学, 医学部, 講師 (90707960)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | BNCT / 子宮頸がん |
Outline of Annual Research Achievements |
子宮頸癌に対してBoron Neutron Capture Therapy(BNCT)の治療効果が期待できるか確認するために、まず子宮頸癌細胞株におけるホウ素の取り込みが行われるかどうかの実験を行った。子宮頸癌細胞株(扁平上皮癌3種類:SiHa、SKG、C4-1、腺癌1種類:HeLa)に対して、過去の論文でもよく使用されているホウ素化合物(BPA:boronophenylalanine)をしようした。BPAの濃度10ppm(μg/ml)を各細胞株それぞれに一定時間暴露し、細胞株内のホウ素濃度を測定した。ホウ素濃度はSiHa細胞:188±46.7 ng B/ 106 cells、SKG細胞:252±36.9 ng B/ 106 cells、C4-1:142±22.4 ng B/ 106 cells、HeLa細胞:202.5±12.5 ng B/ 106 cellsと高いホウ素濃度の取り込みを認め、子宮頸癌細胞株でのBPA暴露によるホウ素の取り込み濃度はBNCTの効果が十分期待できる値となった。
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