2019 Fiscal Year Research-status Report
進行卵巣癌患者血中・腹水中エクソソーム関連分子による抗がん薬効果予測モデルの構築
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17K11311
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
植原 貴史 千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (70568659)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 卵巣癌 / 化学療法抵抗性 / マイクロRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
ご参加頂いた患者は治療後の経過観察や再発に対する治療がなされており、2019年度は予後を含めた臨床情報の収集を中心に行った。マイクロRNAの抽出はすでに行われているため、2020年度からは予後を含めた臨床情報とマイクロRNA情報との関連についての解析を行う予定である。卵巣癌患者の予後との関連が考えられるマイクロRNAが検出されれば、卵巣癌の化学療法抵抗性に関する機序についての研究を検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
治療後の経過観察や再発に対する治療がなされており、観察期間を延ばすために2019年度は予後情報の確認と臨床情報の収集を行ったため遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度には患者予後の観察期間を終了し、予後を含めた臨床情報の収集およびマイクロRNA情報と予後因子との関連についての解析を行う。予後との関連が考えられるマイクロRNAが検出されれば、卵巣癌の化学療法抵抗性に関する機序についての研究を検討する。
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Causes of Carryover |
卵巣癌の化学療法抵抗性の機序に関する研究は、臨床情報とマイクロRNAとの関連を解析した後で、予後との関連が考えられるマイクロRNAが検出されれば行う予定としておりまだ未施行であるため、研究費を繰り越して残額が生じた。2020年度には臨床情報とマイクロRNAの関連についての解析を行い、化学療法抵抗性に関する機序についての研究を検討する。
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